それは僕の特殊訓練ですが、なにか?
僕はある中学二年生の男子、悠木だ。
勉強が普通で、いつもクラスの平均にいる。
しかし、成績がいいかどうか、ただ数字の問題なので、僕は学校からの宿題やテストなど重視はしない。
友達と普通に交流している。
でも、出かけるのもそんなに多くはない。ほとんど誘われるばかりだ。あいつらと比べて、レベルが違うから、僕は誘う側なんてありえないことだ。
何が違うかというと?
僕はサイレントウォーカーだ。
どんなに勢いよく走っても、音がちっとも鳴らない。
僕は人を後ろから尾行してびっくりさせる習慣がある。静かで速やかに。
才能度としても、毎日磨き上げるものとよく言われるんだ。
失敗する記憶はまったくないが、変な目で見られるや叱られるなどならある。
ただ詳細だ。平凡人たちは僕のすばらしさに気づくあるまいから仕方ないことだ。
将来殺し屋さんにもなれるが、僕はいい人なので、そういうことをしない。
実は、僕がずっと隠していた、もう一つの能力がある。
いや才能ではなく身体において、すごい一部分があると言ったほうがいい。
僕は万物を見る目を有する者だ。
他人が多分見られないけど、僕は微生物レベルのちっちゃさが感じ取れる。
頭を空っぽにするとき、勝手に発揮する能力だ。
ほぼ空中でゆるゆると浮かぶ、半透明の物体の何かだ。
目を左右移動させると、その正体が不明な異物も同時に左右動く。
僕はまだ若いから、能力が完全に覚醒していないだろう。
もう少し待って、大人になったら、原子まで見えると予想できる。さらに、望遠鏡を使わず、宇宙にある天体も観測できるかも。
輝かしい未来は僕を待っているに違いない。
。。。
。。。
僕が親友と人影のない道を歩いていた、ある夏休みの一日に。
「は~、夏休みってなんで宿題をしなければならないんだよね」と、隣に同行する、隼人という僕と同い年の少年はため息をついた。
「隼人は文句をよく言いますね。僕みたいに将来のため、努力してよ」
まったく、だらしない奴だ。
僕の指摘を受けて、彼はかなり引いた。
「いや、公衆の面前で何事もないはずのところで、いきなり走り出したり、人をこっそりと接したりするのは将来のためだったら、俺は遠慮しとく。悠木みたいににらまれたくない」
「それは僕の特殊訓練ですが、なにか?」
「特殊訓練だね~」
本当に失礼なことを吐き出したね、隼人のやつ。
時間を無駄にしちゃだめ。どんなところでも、どんな時でも鍛える姿勢を維持しないといけないものだ。偉大になるためには。
人の努力をバカにしやがって。普段だったら応援したり褒めたりするはずでは?
まあ、どうにせよ彼は一般人から、僕のような超人の考え方を理解できるまい。
彼が言ったことを無視しよう。
僕たちはこの町の唯一の駄菓子屋へ向かっている。
鍛えるとき、チートデイというものがあるらしくて、僕は別にだらだらしていない。
休憩をとってこそ、訓練の一環である。
少しずつ歩く僕たちはとうとう目的地が見えた。
あそこの横断歩道を渡れば到着。
「あっ、信号機は赤になっちゃった」
「いや、人が作ったものに過ぎない信号機は僕の足を止められるものか!!」
僕は全力で暴走した。
「おい、悠木!!」
僕をなめるんなよ、隼人。
間に合ったら生、間に合わなかったら死。
こうしないと、成長できないんだよ。
僕が走り抜ける姿を見上げてやれええ!!!
。。。
。。。
ある夏休みの一日に。
ある中学二年生の二人は病院にいた。
「自業自得だね」
「うるせぇ。。。」