微睡み、微睡む。
うつらうつらと。
だんだん眠く、なってきた。
いまねてるのかな?
いや起きている。
いやでもこの感じ?
寝てるかも。
寝る瞬間ってわかんないでしょ?
眠りに落ちる。
落ちたかな?
起きてるよ。
眠くないの?
寝るよ。
寝てないよね?
もう寝たよ。
寝てる?
寝てる?
寝てる?
じゃあね。
はじめよっか。
夢、始めるよ。
さん。
に。
いち。
明日あなたは、いいお話書くよ。
明日あなたは、ひとつ忘れ物をするよ。
明日あなたは、立ち止まるよ。
明日あなたは、一言余分に言ってしまうよ。
明日あなたは、眠れない時間を過ごすよ。
寝てる?
寝てる?
寝てる?
どう?
夢、見てる?
夢、覚えていられるかな?
夢、忘れるかな?
どれだけ、覚えてるかな?
どれだけ、生かせるかな?
どれだけ、できるかな?
どれだけ、乗り越えられるかな?
さ、目、覚まそ?
覚めるかな?
そろそろ覚めるよ。
覚めるよ。
覚めたかな?
覚めたよ。
じゃあ。
・・・。
なんだかスッキリ目が覚めないな。
まだ薄暗い、時間に目が覚めた。
私はぼんやりしたまま、メモを取る。
胃の話
思い出せない話
踏み出せない私
ひとこと、ひとごと
徹夜
なんだこれ。
何で私こんなの書いてるんだろう??
いやでもなんとなく、手が動くって言うか。
目が覚めると、いつもこんな感じなんだよねえ…。
おかしな夢を見ているような気もするんだけど。
夢のかけらはいつだって欠片のままで。
いつまでたっても見つからないなあ…。
ぼんやりしながらメモをしまって、私はもう一度、眠りについた。