天乃命 六月下旬 2
総合ptが、1000ptを越えました。
ありがとうございます。
これからも、頑張ります。
放課後になり、俺は退魔部の部室へ。
先に来ていた葉山さんと夏影さんと雑談をしながら、秋島先輩達を待っていると、突然部室のドアが開かれ、見慣れない少女が部室に入ってきた。
まず、目についたのは雪のようにシルクのような美しい真っ白な長い髪だ。
昔、髪フェチの妖魔(美容師に化けていた)と戦い、コレクションとして捕まっていた人達を助けたときに、美しい髪ばかりだと思っていたが、彼女は格が違う。
次に気がついたのは、彼女が小学校高学年くらいの身長しかなく、目に生気がないことだ。
「あ、紫音さん。久し振りです」
「久しぶり、紫音」
「・・・・・・久しぶり」
なんとなく、察してはいたけど、無口な子らしい。
目に生気がないから、予想はしていたけど。
というか、気の総量が高いということは。
「天乃さん、この子は坂折紫音。私たちと同じく、退魔師よ」
「・・・・・・よろしく」
「天乃命、よろしく」
夏影さんが彼女の名前を教えてくれた。
しかし、結構強そうだけど、坂折? 聞かない名前だな。
「紫音さんは、隕石君と同じ退魔師の家系ではありません」
「なるほど、色々あったみたいね」
退魔の家系ではない、一般の家系で産まれると、幼い頃は気の制御や妖魔を引き付けてしまう為。家族や周りの人々から、差別されてしまうことが多い。
結果、塞ぎ込んだり、無口になる子が多い。
この子もそうなのかもしれない。
「メテオ」
「「え?」」
「ん?」
「メテオ探している・・・・・・」
空城を? と思ったら、葉山さんと夏影さんが苦い顔をしていた。
なんだ? と思っていると、坂折さんがほんのり頬を紅くしている。
「き、昨日のお礼する」
その瞬間、部室の温度が三度くらい下がった気がする。
主な原因は葉山さんと夏影さんだ。
ちょっと今、葉山さんと夏影さんの方を見るのが怖い。
後で聞いた話だが、空城には坂折さんを会わせないようにしていたらしい。
坂折さんは効率が良ければ、積極的に空城の切り札を使う性格のようで、女に甘い空城のことを考えてのことらしい。
情が移ったら、葉山さんと夏影さん的には困るからだろう。
ま、
「メテオと訓練する」
気恥ずかしそうに、頬を紅く染めながらそういう坂折さんの様子を見ると、空城は葉山さんと夏影さん二人が目を離した隙に、坂折さんのハートをガッチリ掴んだようだ。
奴が来たら、詳しく話を聞かないとな。
場合によっては、リア充撲滅隊に告発して、裁判にかけなければ。
坂折さんの外見的にも、犯罪チックだし。
後で確認して、1000pt以下になってたら、笑うしかないですね。




