とある天乃家の女のメモ書き
本日連続投稿4回目ですが、ステータスみたいなものです。
天乃命。
我が天乃家の次期当主候補筆頭。
天乃家の女にしては一般的な倫理観を持っており、未だに処女。
ただ、天乃家の女に相応しい、性的な知識と性癖を持っている。
本人は隠しているつもりだろうが、彼女が書いている薄い本やノートパソコンで書かれたイラストなどは、将来有望と言える内容だ。
特にファンタジー系の敗北ヒロイン物は、一族の女達にも多くのファンが居る。
アヘ顔というジャンルを発明した彼女は、現在ネット上でもかなりの人気が出ている漫画家だ。
当人はお小遣い稼ぎの感覚だったのだろうが、かなり稼いでいるようだ。
そんな、我が一族の有望株の彼女の退魔師としての、ステータスは以下の様になっている。
気の総量 Sランク
気の質 Sランク
気の操作技術 Cランク
戦闘技能
無手 Bランク
刀 Dランク
弓 Eランク
槍 Cランク
銃 Cランク
符 Dランク(気の総量が多く、質も高く、操作技術も苦手な為、並みの符では彼女の気に耐えられない)
術 Dランク
ハッキリ言ってしまえば、気の総量と質以外は対したことはない。
けれど、彼女の強い。
技量が高いわけではない。
だが、彼女の獣の様な戦い方で、何度も勝利を重ねてきた。
彼女は退魔師ではなく、戦士でもない。かといって妖魔のようでもない。
一番近い言葉は、悪鬼や羅刹と言った方が良いのかもしれない。
出来るなら、天乃家らしい戦い方をしてくれることを祈っている。




