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日常にメルヘン
妄想彼女よりも、同期の彼女
いいか?俺はミジンコ以下、って、友人に言われたんだぞ。そんな俺をお前が好きになる訳がないだろ。
こういう俺に、エスティナは、
ううん、貴方はミジンコじゃないよ。ラノベ好きなの共通しているし、作家だって目指しているし。
私の好きな者は、ラノベ作家みたいな言い回しの彼女。
だけど、付き合っている訳でもないけれど。
一応いわせて貰うけれど、彼女は高等学校のヒロイン。工業高等学校の女学生はモテる。
俺は、彼女と2人の高校の文芸部部員。2人しかいない。だから、学校からも維持費は出ない。
部室もない。図書室での出来事だからな。
彼女は身近な者に惚れる癖がある。こないだは、カブト虫とクワガタの幼虫に水を掛けていた。意外と残酷、自覚なし。水掛け論ばかりする。
だけど、先輩なし、後輩なしの同好会のラノベ部会には、図書室に他はいない。
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