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プラスA  作者: 於田縫紀
第17話 露天風呂の仮完成

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その3 明日の予定は燻製作り

 燃焼室が大きいので、薪は一時間に一回くらい様子を見れば大丈夫。

 そんな訳で一度薪を追加した後、男性陣と一緒に露天風呂へ。

 確かに広くて開放的で気持ちいい。


 シャワーとかカランとかは無し。

 風呂の周りに陣取って、風呂の湯で身体を洗うスタイル。

 シャワーが必要なら家の風呂場を使うという感じだ。

 教授曰く、日本の伝統的な風呂スタイルらしい。


 お湯の量も随時供給されているので溢れる位。

 これが水道水だったらかなりお金がかかっただろうな。

 基本井戸から汲み出すので電気代しかかからない。

 ここの井戸は水量的に充分すぎるくらいだと深川先輩が言っていたし。


 そんな訳で自宅の風呂と思えない状態を満喫したら夕御飯だ。

 今日の夕食は露天風呂完成祝いで特別編。

 鮒を煮たのとかドジョウの柳川風卵とじとかが出ている。

 川エビとか魚類は昨日と今日の午前中、亜理寿さんや僕や真理枝さんが頑張って採ったものだ。


 更にキノコはアンドレア先輩が金子先輩に教わった場所で採ってきたもの。

 勿論美鈴さんチェックが入っているので安心だ。

 更に何故か鶏の丸焼きが三つほどあったりする。

 これは門山先生が仕込んだのを持ってきてここのオーブンで焼いたもの。

 勿論野菜は小坂井(ウサウサ)先輩の畑のものがメインだ。


 そんな訳で色々メニューはバラバラ。

 だが美味しい事は変わりない。


「あとは大学にあるピザ釜もここに作りたかったな」

 教授がそんな事を言う。

 そんなものがあるのか。


「なんなら大学のを移設すればいいじゃないですか」

「あれは必要だ。研究に煮詰まった時にあそこでのんびり火を炊くと楽になる」

 おいおい。

 そんな事もやっているのか。


「よく電話から逃げて冷凍ピザ焼いていますよね、あそこで」

 これは門山先生。

 冷凍ピザかよ!


「行き詰まった時に粉を捏ねている余裕は無いからな」

「でもピザを焼いたり燻製作ったりする余裕はありますよね」

 燻製までやっているのかよ。


「火や煙を見ると落ち着くんだ」

「建築学科の教授としてはどうかと思います」

 確かに。


「そう言えば薪はブナだったな。燻製用に少し貰っていくか」

「その辺のブナの枝とか倒木とかも使えるんですか」

「燻製にするときはおがくずとかチップにしておくと楽だな。ブナは色づきが良くて何にでも使える。香りも爽やかで魚とかに良くあうな。あとこの辺の樹ならミズナラも同じ感じで使える」


 なるほど。

「ならそこの川の上流にいるヤマメとかも燻製に出来ますか」

「ヤマメだと最高だが鮒も実は燻製で旨いぞ。内臓を取って塩振って五分もしたら水を拭いて温燻すればいい」

 そうなのか。

 全然知らなかった。


「燻製ってどんな道具を用意すればいいんですか」

「なら明日にでも道具一式持ってきてやってみよう。そのかわり燻材は任せた」

「燻材って?」

「燻製にする材料だ。この場合は鮒とかの魚類や、あとそこのトウモロコシとかもいいかもしれない。ふかしたジャガイモもいいな」

 なるほど。

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