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プラスA  作者: 於田縫紀
第13話 変態狸の犯行

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その3 急遽開催! 作戦会議

 イライザ先輩でも抜田先輩は捕まえる事が出来なかったようだ。

 はあはあ荒い息で戻って来た。

 直ちに作戦会議がリビング代わりの八畳間で開かれる。


「まさか既に奴が侵入しているとは思わなかったな」

 イライザ先輩の台詞に皆が頷く。


「二階にいるとは気づかなかったそうです。自分の家なのに座敷童の恥だと美鈴さんが言っています」

「いいえ、奴の気配は誰でも把握するのは不可能でしょう。前に私の家に侵入された時も、本人の姿が目に入るまで気づけませんでしたから」

 美智流先輩がそう言ってため息をつく。


「前にサバゲで真理枝が気配を消したよな。あれと同じ術か?」

「同じ術だけれどレベルが違うんです。私は動くと術が解けるけれど、あの変態は動きながらでも自在に気配を消したり出来ますから。私と同じで獣人としては決して足が速い方では無いですけれど、走りながら徐々に気配を消されたら追いかけるのは困難です。しかも同時に術で相手の視界を狂わせたりも出来ますから」


 何か聞けば聞くほど反則的な存在だな、抜田先輩。

 鬼神の美智流先輩さえ手が出ないなんて。


「こうなったら最後の手段を使うしか無いですね」

「被害が大きいですし出来れば使いたく無かったんですが」

「仕方無いな」

 何だろう。

 先輩方五人で何か案があるらしい。


「文明には申し訳無いが文明以外の全員に相談がある。実は……」

 この辺は声では無く魔法か術で会話している模様だ。

 何だろう。

 表情とか間合いを見ているとどうも色々異議などもあるようだ。

 それでも結局話はまとまったらしい。


「仕方無いかな。こうでもしないとあの変態は捕まえられないだろうし」

 真理枝さんがそう言って頷いている。


「それでは作戦開始を午後九時四十分、作戦場所は第二サバイバルゲーム場ゲームエリア、中央の広場の真ん中という事で」

「了解だな」

 どういう事だろうと思う僕に術で説明が入る。


『家の中だと隠れる場所が多いので、あえて何もない広場の中心に対象物を置き、選抜チームで見張る事にします。美鈴さんと真理枝さん、亜理寿さんと文明さんは家の中で待っていて下さい』


 決戦は外でするという事か。

「何か手伝える事があったら言って下さいね」

「ありがとうございます。でも人数が少ない方が有利なので」

「取り敢えず一休みしましょうか。まだまだ時間がありますから」

「そうですね」


 そんな訳で休憩タイムに入る。

「ちょっとこの周りを色々歩いてみていいですか。面白そうなので」

「私が案内しましょう」

「なら私も」

「お供するにゃ」

 イライザ先輩以外の大先輩四人が出ていった。


「さて、私もちょいとバイクで走ってくるかな」

 イライザ先輩は乗ってきた大きいバイクでは無く、カブ改を出してくる。

「そっちのバイクですか」

「こっちの方が足がベタ付くし、道なき道を走るには楽だからな」

 何処まで行く気だろう。

「ちょっと別ルートの開拓予定地を走ってくる」

 おいおい。

 大丈夫だろうか。

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