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プラスA  作者: 於田縫紀
第10話 GWの後半に

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その4 川組とお散歩

 午後はサバゲ派、室内ゲーム派、散歩派という感じに別れた。

 僕は深川先輩が川を案内してくれるというので散歩派に合流。

 他は全回ビオトープ作り等をした川原先輩と寺原先輩と亜理寿さん、それに稲森先輩に金子先輩と全部で七人。


「この前相当魚を捕ったけれど大丈夫ですか」

「いくらでもいるから問題無いのだ」

 深川先輩が川に近い部分を持っていた網でガサガサ探る。

 網を見てみるとメダカっぽい魚二匹と川エビっぽい小さなエビが入っていた。


「こんな感じでその気になれば幾らでも獲れるのだ」

「この前は川の中に入って、川幅いっぱいに網を広げて全員で川の中に入って魚を追い詰めたんです」

「あれでも動きの速いのは逃げたけれどね。網に引っかかったりしたのだけでもあれだけ採れたんだよ」

 そんな説明を受けながら川沿いを上流へ。


「今日は山菜は採らないんですか」

「暖かい日が続いたのでそろそろ川沿いや川中の山菜は危険なんです。ここにもクレソンとかセリとか生えていますけれどね。ヒルが産卵しに集まっていたりするので」

「うわっ」

 寺原先輩が露骨に嫌そうな顔をする。


「そういう訳なのでこの時期は川中の山菜は控えるんです。その代わりこれとか」

 アスパラガスみたいに生えている頭が赤っぽい草というか茎みたいなものをいくつか採取する。

「イタドリの若芽ですね。独特の酸っぱさがあって結構美味しいですよ」

 よく見ると川沿いの道ばたあちこちに生えている。


「これは採っていいのか」

「雑草みたいなものですからね。採れるだけ採っても大丈夫だと思います」

「なら容赦しないのだ」

 そんな訳で見えている物をひたすら採りながら歩く。


「あとこの葉っぱですね。これも食べられます。これもちょっと酸っぱいんですよ。スイバといいます」

「これも採っていいのか」

「雑草ですから容赦無く。あと若干種類が違っても同じように食べられますので大丈夫ですよ」

 そんな訳でわかりやすいこれらを歩きながら採りまくる。

 気がつけばスーパーの袋2つにぎっしり。


「これだけあればジャムも作れますね」

「草でジャムを作れるのか」

「ルバーブみたいなものです。ちょっと酸っぱいんですけれど美味しいです」

 そんな事を言いながらビオトープ部分へ。


「この前造成したばかりなのにもう草が生え始めていますね」

「夏にはいい感じに茂ると思うのだ」

 そんな事を言いながら水辺へ。


「オタマジャクシがあちこちに居ますね」

「他と比べて水温が暖かいし集まったようなのだ」

 確かにあちこちにオタマジャクシの黒い姿がいる。


「他にもよく見ると浅い部分に色々いたりするのだ」

 そう言われたのでよーくあちこちを見てみる。


「あ、確かにメダカみたいなのがそこら中にいる」

「敵が少ないし流れが緩いから集まるのだ。これで夏までには色々魚が増えると思うのだ」

 なるほど。


「これで水草とかが増えたらもっと色々住み着きますね」

「綺麗な川の川魚は美味しいのだ」

「確かにこの前のは美味しかったですね」

「恵みを増やして頂きまくるのだ。その為にもこの一年でここがいい感じになってくれると嬉しいのだ」


 確かにフナの煮付けがあんなに美味しいと思わなかったものな。

 そう思いながらビオトープ部分を後にする。

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