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プラスA  作者: 於田縫紀
第10話 GWの後半に

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その1 GW後半の始まり

 翌朝は朝食兼炊き出しの調理から始まる。

 二十人くらいは大丈夫なように朝食を準備。

 炊飯器三個、豚汁大鍋一つ分、簡単なおかず各種。

 簡単なおかずといっても卵焼き二パック分とか分量は多い。

 ただ美鈴さん、真理枝さん、金子さんの三人が慣れた感じで手際よく作っている。

 台所がそこまで広くないのもあって調理はこの三人で必要充分という感じ。


 だから朝方に僕がやっていたのは食事では無く小屋作り作業第二弾の資材準備。

 まずは稲森先輩と一緒に美智流先輩の車に乗せてもらって学校へ。

 なお今回から基本的に先輩は全員先輩呼びで、亜理寿さんと美鈴さんだけさん付けで呼ぶ事にした。

 真理枝さんだけは例外で、これは本人が『真理枝ちゃんと呼びなさい』と言っているから。


 さて、大学事務棟前で車から降りて、大学名が横に書かれたトラックを事務棟の宿直から受け取る。

「こんな物借りられるんですか」

「研究というか教授の趣味でね、色々実際に組み立てるクラブ活動みたいなものをやっているの。その時に教授の判子入り申請用紙を何枚か貰っておいた訳」

 おいおい無断かよ。


「そのクラブで廃材とか余った建築資材とかを集めているんだ。クラブの面子なら自由に使っていい事になっているし、少し頂いていこうと思って」

「大丈夫なんですか」

「平気だよ。ただ出来上がった後に見物に来るかもしれないけれど。あの竹小屋なんてうちのクラブ員好きそうだしね。まあ皆DIY馬鹿だけれど悪い人はいないから大丈夫だよ」


 おいおい。

 でもまあそんな感じで稲森先輩の運転でトラックは学校の隅の一件ゴミ捨て場風の場所へ。


「ここがうちの部員の遊びスペース。ここに色々資材を集めたり勝手に組み立てて遊んでいる訳。学校が広いからね、各研究室それぞれあちこちこんな場所を持っていたりするんだよ」

 確かに色々な資材が無造作に置かれている。

 金属パイプで組んだ怪しげなテントみたいなものとかも転がっている。


「今日持って行くのは何ですか」

「今回はトタン板とベニヤ板、針金ある限りと足場資材色々かな。今度の小屋はボイラー部屋と共用にする予定、だから出来るだけ不燃物で作りたいしね」

 そんな訳で二人でえっほえっほと板だのパイプだのブロックだのを詰め込む。

 なお稲森先輩は女子で僕より小柄だけれど腕力は獣人の並程度はある。

 つまり僕より腕力がある。

 そんな訳で若干の劣等感を感じつつも色々積み込む。

 コンクリ舟に入れまくった重い重い採石を何とか二人で積み込んで、腕がぷるぷるし始めたところで積み込み終了。

 トラックに乗って稲森先輩運転で家へと戻る。


「学校のトラックはオートマなんですね」

「今時はトラックもほとんどオートマだね。本当に厳しいところで使う場合は別なんだろうけど」

 狭い道をなんとか無事戻り、庭までトラックを乗り入れて荷物を積み下ろす。

 これは周りに居た皆さんも手伝ってくれたので載せるときより楽だった。

 一番重い砂とかコンクリも獣人の皆さんが下ろしてくれたし。


「さて、今回はまた違う作り方で作るよ。ただボイラー設置部分はあとで作るから、今回は薪とかの保管庫部分の仮屋根だけの予定」

 そんな訳で作業が始まる。

 なお現場を見ると既に道作りとかは始まっている模様。

 ユンボが竹林の中、大分先まで行っている。

 他にも皆さんあちこちに散らばっている模様だ。


「さて、今回は仮の屋根だから一日で作るよ。まずは2mパイプで支柱を作って……」

 ここから真理枝さんも加わった。

 稲森先輩の指示通り、パイプを金具で止めたりする作業が始まる。

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