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プラスA  作者: 於田縫紀
第8話 平日の三日間

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その5 三日目は収穫が

 その後帰宅した面々を色々巻き込んで露天風呂構想は広がり、とうとう

  ○ 薪のある程度の収集

  ○ 露天風呂、ボイラー室、薪小屋の設計と位置決定

  ○ 薪小屋と作業場所の仮作成

までGW中にやる事が決定してしまった。


「夏になれば露天風呂が出来るのか、いいなあ」

「冬になれば雪見風呂も出来るかもね」

「でも相当お金がかかりませんか」

「この前くらい人数が集まれば一人二千円徴収で何とかなりそうだ」

「それくらいならすぐ集まりそうだね」

 おいおいおい。


「取り敢えず予定地を明日から整地して、薪小屋を作って、薪集めを開始だな」

「サバゲ会場とかで切り倒した木も運べる程度の大きさに切って持ってこよう」

「トラクターで引っ張れば多少重くても持ってこれるだろ。道を整備する必要はあるけれど」

 トラクター道の整備まで作業に入った。

 やる事がどんどん増えていく。

 でもまあその分楽しめるというのもあるな。


「あの竹小屋の感じで露天風呂と薪小屋はいいよね。ボイラー小屋は延焼が怖いから古トタンとかで作るけれど。

「雰囲気があっていいと思います」

「安い材料を今から探しておきます。少しでも安く作れた方がいいですから。学校出入りの業者も使えますし」

 そんな感じで話はまだまだ広がっていく。


 ◇◇◇


 翌日、取り敢えず雨は止んだ。

「土はぬかるんでいるし、無理しないでね」

そう言い残して学校組と僕は家を出る。

 僕も本当は手伝いたかったのだが自動車学校の予約を入れてしまっていた。

「大丈夫大丈夫。雨の後だし無理しないからさ」

 そうイライザ先輩は言ったけれどどうだろうか。


 心配しつつも技能教習三回と学科三つを受けて、午後四時過ぎに家に帰る。

 家の左の方は余り変わりは……ちょっと変わっていた。

 草等が徹底的に焼却された後に、小さな杭があちこちに打ってある。

 杭と杭の間は何やら紐が引かれている。

 これが何か作る予定地なのかな。


「ただいま」

 自分の部屋に教習所関係の荷物を置いて下の八畳間へ。

「おかえりなさい」

 居残り組が座卓を囲んで人生ゲームをやっていた。


「外に杭とかロープとか張ってあったけれど」

「露天風呂と付属施設でどれ位場所を取るか、ひととおり実地に落としたんですよ」

 なるほど。


「実際に杭を打ったりして見てみないとわからない事もあります。それに材料の量の検討もしないといけませんから。土が雨でぬかるんでいるからそれ以上の作業は出来ませんでした」


「それより今日は山菜とキノコだな。雨の後だからいっぱい出ていると美鈴さんに教えて貰ってさ、皆でぐるっと山を回ってきたんだ。大豊作だぞ」

「キノコの三分の一は美鈴さんに食用不可と判断されましたけれどね」

「毒も食べられるのもそっくりだからしょうがない。今日みたいな日は根こそぎ取っても後から生えてくるって聞いてさ、取り敢えず目についたのを取りまくったんだ」

「タケノコも豊作です。アクをとって水煮にして冷蔵する予定ですけれど、いっぱいありますよ」


 そうか、雨の日のあとはこんな収穫もある訳か。

 キッチンの方を見ると確かに凄い事になっている。

 テーブル満載の色々な山の幸。

 キッチンでは寺原さんと摩耶さんが美鈴さんと一緒に色々料理中だ。

 天ぷらとか煮物とか佃煮の他にも卵とじとか色々な料理が出来ている。


「明日以降の分もあるし、今日の分も充分用意できています」

 なかなか楽しみだ。

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