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プラスA  作者: 於田縫紀
第6話 二日目も色々忙しい

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その9 戦い済んで日が暮れて

 経験者五人対未経験者十五人の試合は一対一の引き分け。

 最初のゲームは真理枝さんのおかげで初心者チームの時間切れ残り人数勝ち。

 次のゲームはなんと経験者チーム五人のうち薬袋先輩以外全員が侵攻。

 真理枝さんも流石に一度姿を現したら無力で摩耶さんに撃たれて終了。


 しかし摩耶さんの侵攻スタイルは魔女的というかあんまりというか。

 長くて頑丈そうな小銃を跨いで高速飛行してきたのだ。

 あんなの有りか!

 まあ獣人の脚力とか真理枝さんの術とかと同じ扱いなのだろうけれど。

 経験者チームは他の皆さんもとんでもない脚力で走っているし。


 その後経験者と初心者混合チームで二回戦ってゲームは終了。

 何だかあっという間だったけれど楽しかった。

 僕は結局何もいいところを見せられなかったけれど。


「確かにサバイバルゲーム、やってみると面白さがわかりますね」

「だろ。普通のフィールドじゃ魔法も能力も使えないから更に楽しいぞ」


「でも摩耶さんのあの小銃飛行は反則な気もしますけれど」

「あれをやる為に輸入物のフルサイズのAK47のエアガンを購入したんだぞ。金属と木で出来ていて長くて丈夫だから。メカは東京マルイの物に入れ替えたけれどな」


「真理枝さんの術もなかなかえぐいですよね」

「でも何度も狙われると弱いかな。動くと術が解けちゃうから」


 なお真理枝さんへのとっておきの賞品は家に置いてあるそうだ。

 夕食と同時に授与式をするらしい。


 家に帰ると夕食の準備が出来ていた。

 全員中に入るとDKでは狭いので八畳間二間続きを十六畳として解放し、座卓やこたつを並べて料理を置いてある。


「魚が美味しそうなのだ」

 午前中に川組が捕った様々な魚が煮物やフライ、焼き物になっていた。


「魚は数が少ないので分け合って味見してくださいとの事です」

 他にも鶏肉と野菜の煮物とか揚げ豆腐とか山菜とキノコの天ぷらとか。

 何かいかにも田舎風だけれど美味しそうな感じのメニューが並んでいる。


「さて、今日の夕食の前に本日のサバイバルゲーム、初心者大賞の賞品の授与を行います。真理(ポン)、前へ」

 何か授与者の美智流先輩の目が笑っているような気がするのは気のせいだろうか。


「それでは今回のサバイバルゲームの健闘を称え、賞品を授与します。中身はイライザが特別に自分のコレクションから寄付してくれました」

 何だろう。

 そこそこの大きさの箱が美智流先輩から真理枝さんに渡される。

 結構重さがあるようだ。


「さて、真理(ポン)は賞品の中身を皆さんに披露して下さい」

 真理枝さんは箱を開けておや? という顔をした後、一瞬顔をしかめた。

 そして箱の中から出てきたのは六本の瓶入りドリンクだ。


「今回の賞品はイライザが趣味で購入した『何でこんな物を作っているか会社の頭を疑いたくなるドリンク』詰め合わせです。具体的には、

  ○ もみじ饅頭サイダー

  ○ 生茶ザ・スパークリング

  ○ 静岡茶コーラ

  ○ MATCHセットポジション

  ○ コーンポタージュラムネ

  ○ ルートビア

の六本。冷暗所で保存したので多分まだ飲めるだろうと元持ち主はコメントしています。なおレモン牛乳の紙パックもあったのですが膨らんでいてちょっとプレゼントにするのは危険な香りがしたのでやめたそうです」


「それではどれでもいいので一本選んで一気をお願いします」

 真理枝さんが本機で嫌そうな顔をする。

 しかし周りでは一気コールが始まってしまった。

 真理枝さんは暫く悩んだ結果、ついに一本を選択。

 静岡茶コーラの蓋を開け、そして……

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