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プラスA  作者: 於田縫紀
第6話 二日目も色々忙しい

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その2 美味しいうどん

 小屋作りは床作りの段階に入った。

 またブロックを四つ持ってきて、入口から見て横方向の向きで四箇所設置する。


「これは床の下支え用だよ。この上と壁際横方向の竹で床を支えるの。次の使うのは丸い竹。四十本、長さ三メートルちょうどに切るところから」

 切りそろえるのはチェーンソーを使わせて貰う。

 僕と真理枝さんで押さえて稲森さんが切る。

 チェーンソーが跳ね返ると危ないので押さえると言っても遠くからだけれど。

 途中で切り役を交代しつつ四十本を無事切りそろえる。


「今度は切った竹の短い方で中で節が多く入っている四本を選んで、さっきのブロックの上に固定。ここだけは針金を使うよ。動かないようにしたいから」

「次は切った竹の長い方二本で床の下支え。ブロック上の竹と壁際の竹の上に乗るようにして、これは紐で縛って」

「最後は残りの長い方の竹を下支えの竹と壁際の竹の上に置いて、隣の竹と紐を交互に通す感じで固定するよ」


 そんな感じで作業した結果、丸竹が敷き詰められた床が完成した。

 ほとんどが紐固定なのにしっかりした感じに仕上がっている。

「涼しそうでいいですね」

「節が微妙にあるから寝る時は場所を選ぶけれどね」


 次は壁だ。

 壁も床と同じように紐で編み込む感じ。

 長さが出来たらレーザーと鉛筆で屋根と長さを合わせてチェーンソーで切断。

 壁際外側の竹の上に置くのがちょっと大変だった。

 でも何とか無事に置いて壁の竹を柱や筋交い等と紐で縛って固定。

 まず左側の壁が完成だ。


「ここまで出来ると小屋っぽくなりますね」

「まだ一方向の壁と床だけだけれど、もう雰囲気は出ているよね」

 腕時計を見るとまだ午前十時三十分。

 昨日に比べて形になる作業が多いためか随分進んだように見える。


「さて、次は右側の壁と後ろの壁。前と屋根以外は一気にやってしまいましょう」


 ◇◇◇


 そんな感じで右の壁と後ろの壁が完成した処でちょうどお昼。

 ちなみに今日は冷やしうどんだった。

 勿論うどんは自家製。

 昨日と同様に自家製麺したものだ。


 なお本日は食べるときに自分で茹でる方式。

 麺茹で用の手ザルに生麺を入れて沸騰している大鍋で茹でて、茹で終わったら氷入りの大鍋で冷やした後食べる。

 薬味やトッピングはネギ、ゴマ、刻み海苔、野菜や野草の天ぷら各種にちくわ天。

 あと不明なキノコ数種類の天ぷらもある。


「この麺市販のと比べて腰が全然違って美味しいよな」

 普通の茹でうどんより若干細めだけれど腰とか口触りが全然違う。

 凄く美味しい。


「由佳里ちゃんの作る麺はどれも美味しいよね」

 由佳里さんって……ああ猫又さんのことか。

 確か金子由佳里、薬学部の二年生だったよな。


「由佳里ちゃんは料理、それも麺類が得意なんだ。昨日の冷麺もそうだけれどね。元々実家にあの製麺機があって昔はおばあちゃんがよくうどんとかを作っていたんだって。それで麺作りが趣味になってここへも実家から製麺機を持ってきているんだよ。亜人のあつまりでもよく作ってくれるの」


「最近はうどん以外にラーメンとか色々作るようになったよね」


「そうそう。普段から寮で色々研究しているらしいよ」


「でもこれだけ美味しいといいですよね」

 こんなに美味しいうどんは久しぶり、いや始めてかもしれない。

 それくらい食べてインパクトがある。

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