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プラスA  作者: 於田縫紀
第5話 今度は参戦、GW初日

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その3 午前の作業は基礎作りから

 更に一台車が到着。

 この車も四人下ろしてまた出ていく。

 そんな感じであっという間に二十人位の人数になった。

 でに何となく皆さんお目当ての活動がある模様。

 キッチンに陣取ったりバイクを中心に集まったり何か自然に別れている。


 そんな訳で僕も稲森さんに挨拶。

「今日は休憩所作りを勉強させて貰おうと思っています。どうぞよろしく」

「勉強させてって程の腕は無いけれどね。こちらこそよろしく。ちょうど人手が欲しかったし」

 そんな訳でまずは竹小屋作りのための資材の運搬。

 車から下ろした砂利入りセメント袋一つとコンクリートブロック十個。

 巻き尺十五メートルのもの一つ。

 何か良くわからない三脚付きの機械。

 しっかりした感じの紐というか縄というかロープ四巻。

 スコップ二つとチェーンソーと大きめのバケツとコテ。

 それらを一輪車二台に積んで準備OK.

 稲森さん、真理枝さん、僕の三人で一輪車を押しながら谷間の道へ。


「竹は先週カットして準備ずみ。土地もユンボで行ったり来たりさせて均しておいたの。だから今日の作業は基礎を作るところからかな」

 水場の前の小屋予定地は平らに均され、隅に竹が並んでいた。

 しかも色が青でなく黄色くなっているような。


「今くらいに採った竹は糖分も水分も多くて痛みやすいんだけどね。摩耶さんにカットの後に魔法で強制乾燥してもらったんだ。」

「枝を払って長さ三・六メートルに切り揃えるところまでやってあるよ」

 枝を払われ同じ長さに揃えられた竹はいかにも材料という感じだ。


「それでまずは一番面倒くさい地味な作業の基礎作りから。基礎といってもコンクリブロックで手抜きをするんだけれどね。これを同じ高さに合わせて置くだけで結構手間取ると思う。まずは大体の位置で置いてみると」

 そんな訳で巻き尺で長さを測りながら四方と入口部分にブロックを置く。

 なお四方のブロックはL字形ではなくT字にセット。

 何故こうなるかはわからないが何か理由があるらしい。

 

「次はこれ、大学で借りてきたレーザー水平器。これをブロックの高さにあわせてスイッチを入れると」

 緑色のレーザー光線が出た。

「まずはこのブロックが全ての基本。この角の二つのブロックで水平出しをしてと」

 上から叩いたり踏んだりして二個のブロックがきっちり同じ高さで水平になるよう揃える。

「まあ本格的な建物では無いからこんな感じでいいかな。そして次は左後のブロックを合わせるよ」

 レーザー光線を今揃えたブロックの上端ぎりぎりで出す。

 目標のブロックの上から二センチ位の処にレーザー光が当たった。

「つまりあのブロックは一センチほど下げて水平にする必要があるの」

 そんな感じで掘ったり固めたり叩いたり。

 結構な時間をかけてブロック十個がだいたい水平になるまで一時間以上かかった。


 次はバケツに配合済みコンクリを入れて水場で水を入れて練りまくる。

「今のブロックのうち、四隅に二個ずつ置いたブロックをコンクリで固定するよ」

 コンクリを塗って四隅のブロックをセメントを塗って固定。

 ブロックの穴を柱を差し込む場所を除いてコンクリで埋めた処で一服。


「ここでコンクリが乾くまでこっちの作業は中断。速乾性だから一時間もすれば大丈夫だと思うけれど

「小屋でも結構面倒なんですね」


 稲森さんは頷く。

「ここをいい加減にすると小屋の寿命と居心地とかが大分変わるからね。まあこれでも小屋レベルだからまだ楽かな。地面に穴を掘って本格的な基礎をつくったりするとそれだけで週単位の時間がかかるから」

「流石工学部建築科」

「学校ではこんなのは習っていないけれどね。まあ趣味かな。いつか自分で自分用の遊び小屋を作りたいと思っていたんだ。

 さて、本体はコンクリが乾くまで何も出来ないから、この時間を使って屋根用の竹を準備しようか。これも結構面倒だよ」

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