不思議な道具屋のスメラギさん
「大切に使われた物には、命が宿る」
そう言われたら、あなたは信じますか?
作家が愛用した万年筆、有名なスポーツ選手が、有名になる前にボロボロになるまで使い古したシューズ。はたまた、古代中国の将軍が死ぬまで振るい続けた名刀。
道具は、所詮は使われるだけの物。そんな考えを否定するかのように、スメラギさんの扱う道具たちはまるで自らの意思があるかのように、持ち主を選び、自身の性能を思う存分発揮するのです。
これは、大学生の「ヒビヤくん」と不思議な道具屋で働く「スメラギさん」の、ちょっぴり不思議で、ほんわかしみじみ、時々うるうる、な和風ストーリーです。
これを読んで、あなたが身の回りの道具に愛着を持ってくれれば、それ以上の光栄はないでしょう。
第1話・ヒビヤくんの苦悩
2017/11/19 20:25
(改)
第2話・譲ったり譲られたり
2017/11/19 20:29