#1 プロローグ
みなさん、はじめまして!番茶です。
初投稿+初作品なので生暖かい目で見守って欲しいです。
この世界にVR技術が誕生して17年、ついに人類はネットゲームにその技術を使うこととなる。
始まりはある企業の重役の一言だった。
「このゲームにVR技術ぶち込んだら人気出るんじゃね?」
そんな社長とは思えない発言によってできたのが、VRMMOだった。
当初はバグやエラーが多発し敬遠されてきたVRMMOだったが、様々な国の協力、そして世界各国の変態技術者によって完成する。
そして生まれたのが世界初のVRMMO『Eden』だった。
その後、様々な作品が生まれ消えていった。
そして人々は次第に飽きていった。内容が同一なものばかりだったからだ。
そんな中、ついに日本企業が変態技術者の力を総動員して一つの作品を完成させる。
その名も『Stahl/Krieg』
ロボット同士による多人数での戦争を主軸にしたものだった。
そして、今日サービスが開始する。
「兄貴にしては、面白そうな作品を持ってきたんだな。」
少女は電話の向こうの兄と話している
「当たり前だ。面白くないとお前殴るだろ?」
情けない返事が返ってくる
「んじゃ、戦場でな!兄貴」
そういって少女、華宗優理は自室にあるVR装置を装着しベットへ横たわった。
少女が目を覚ますと真っ白な世界が広がっていた
「あれ?キャラクター設定はどうやるのよ。」
今までとは違うはじまり方に少々戸惑っていると、突然目の前にモニターが現れる。
「へえ、ここはどこも同じなのね。」
そして少女は、自分のキャラクターの容姿を決めていく。
「う~ん、やっぱ黒髪で短い方が落ち着くわね。」
そこには黒を基調としたジャケットにミニスカート、黒いソックスを穿いた少女が立っていた。
「我ながらよく似合っているわね。」
そして少女は次々と項目を決めていく
「ここで所属を決めるのね」
目の前のモニターには6つの選択肢が表示されている。
・アメリファ連邦
・ソレリア共和国
・都市同盟国 大和
・イリシャ王国
・オーレリア帝国
そして、この5つの選択肢の下に隠れて
・『独立傭兵』
とあった
「あれ、全部国ってわけじゃないのね。面白そうだから、私はこれを選ぶわ。」
少女は最後の入力欄に目を落とす
「最後に名前ね」
少女はあらかじめ決めておいたのだろうか
慣れた手付きで空中にあるキーボードを打ち込んでゆく。
「アイツが考えたからなんか気に入らないけど、名前自体は気に入っているのよね。」
本当によろしいですか?
≪華鴉≫
後に、13人の傭兵によって大規模な戦争が起き、その13人の中に自分が含まれるとは、少女はまだ知らない。
どうでしたでしょうか?
まだまだ稚拙な作品ですが、これから頑張って行こうと思います。
誤字などがありましたら教えていただけると嬉しいです。