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スタティオン  作者: quklop
”fautht” 若かりしあの頃の彼女と冷たい鉄格子
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69 "brluyhihu"

驚きの前に、一つの疑問が生まれた。

『なお、青タイツの男は『私が芸術だ』などと意味不明な供述を繰り返しており…』

ただの一般人がそんなこと言うか?

それこそ今日の朝顔を合わせたあの青タイツ野朗の言いそうな、意図不明な台詞だ。

「テレビで聞いたぞ。

訳のわからんことをほざいてるらしいけど、ごく普通の青タイツを無理矢理着せられただけの一般人があんなことを言うとは思えない。

どういうことだ? 答えろ。

オーバー」

『じゃあ今から船四里公園においで。

場所は知ってるだろう?

きっと面白いものが見れるよ』

ブツッ。

切りやがった。


「カナタ、悪いけど由紀乃を見ててくれ。

ちょっと出かけてくる」

抗議の声には耳を傾けず、俺はアジトを飛び出した。


この道の三つ目の曲がり角を曲がる。

その先の交差点を斜めに。

上に。

下に。

左に、右に。


記憶の通りの場所に船四里公園は存在していた。

少し小さく見える気もするが、それは単にこの場所を訪れるのが小学校に通っていた時以来だからそう感じるというだけだろう。

決してここが俺の知っている世界ではないせいではない。

せいではない、せいではない。


まだ昼時だというのに、公園の中は不気味に静まりかえっていた。

人どころか、生き物の気配すらしない。

とりあえず、俺はトイレの中に入った。

用を足すのだ。


「全く、わけがわからん」

次々と発生する異常事態。

それら全てが一つに繋がって、最後にこの世界を滅ぼすのだろうか?

わけは分からない。

けれど俺がするべきこと、即ち俺がしたいことはもうわかっていた。

「ほんっと、わけわかんないよね」

「日高か?

どこに隠れてる…」

背後からバーンと音が響く。

全く、心臓に悪い。

しかし、その驚きは始まりに過ぎなかった。

「……お前、そんな趣味が」

その個室の中には男が二人。

日高と、その日高に全身を縛り上げられた、純白のブリーフ以外何も身に着けていない見るからに屈強そうな男だった。


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