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スタティオン  作者: quklop
”fautht” 若かりしあの頃の彼女と冷たい鉄格子
60/120

40 ”velru”

佐上はエイダ達と同じ部屋で、布団を引いて寝ている。

流石に中にまで入るのは気が引けたので、俺は部屋の入り口のドアの側に座り込んだ。

大丈夫だ。

寝る時は窓を閉めるようにと、エイダには言ってある。


携帯を開く。

零時七分の表示。

二十五時を一分でも過ぎると、零時になってしまうらしい。

一、二、三。

数を一つづつ数える。

八分になった。

手が汗ばむ。

九分になった。


ガタン!

部屋の方から大きな音が聞こえる。

「!?」

俺はドアノブを回して部屋の中に飛び込んだ。

「痛ぇっ!」

ベッドの隣の一段下に敷かれた布団の上で、佐上が足の爪先を押さえて転がっていた。

ベッドの位置が若干ズレている。

多分寝返りでもうって、足をぶつけたんだろう。


「…ん?

なんなんだよお前、こんな時間に」

若干呂律が回り切っていない声に、肩の力が抜ける。

「そりゃもう、あれしかないだろう。

こんな時間に男が、いたいけな少女の寝床に押しかけたわけだ」

「警備隊呼ぶぞ。

冗談じゃないからな」

「死刑囚が警察呼んでどうすんだよ」

「あ、それもそうか。

成る程やられた…ってそうじゃなくて」


ピンポーン。

呼び出し鈴が鳴る。

携帯電話のディスプレイは零時十分を示していた。

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