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スタティオン  作者: quklop
”fautht” 若かりしあの頃の彼女と冷たい鉄格子
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28 ”shiemihz”

いろいろなことを有耶無耶にして、事態はもやっと進行していく。

聞けば泊まる場所も無いようなので、佐上はウチに匿うことにした。


「おい、あんたらまで死刑囚にされたくないだろ?

私は自分でどうにかするから…」

「駄目だ。

自分じゃどうにもならないから、あんな風に襲われたんだろうが」

ま、当然そのことには多大なリスクを伴うわけで、そのリスクを少しでも抑える為に、

「レットイズ、ふぁっしょんしよーなのです」

俺たちは馴染みの服屋を訪れることにした。


「やっふー、京ちゃん。

今日は随分と大人数じゃない。

ハーレムでも作ったの?」

良かった。

清水も俺の事を覚えていてくれたようだ。

三十代前半らしからぬ、飛び跳ねるような子供っぽい仕草に不思議な安心感を覚えて、俺はついまた涙ぐんでしまう。


「あらら、また泣いちゃった。

…君たち京ちゃんのお友達?

ごめんね、京ちゃん泣き虫だから、あんまり驚かないであげてね」

千梨、そして国民的有名人であろう佐上を連れていても全く動じないどころか、逆にこっちの方が気に掛けられる。

相変わらずだなぁ。

「良く知ってる」

エイダが背中をさすってくる。

「あら、そうだったの?

始めて見る顔だったから、つい。

ごめんなさいね。

…京ちゃん、落ち着いた?」

「ああ、もう大丈夫だ」


どうやら清水もエイダのことは覚えていないらしい。

何か、スタティオンでのことと関わりがあるのだろうか?

「さて、それじゃ、改めまして」

「いらっしゃいませ、お客様。

本日はどの様な服をお探しでしょうか?」


幸い、金はあった。

「この子に似合いそうなの、探してくれ」

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