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スタティオン  作者: quklop
”fautht” 若かりしあの頃の彼女と冷たい鉄格子
25/120

5 ”koock”

「エイダ、そっちの下ごしらえを頼む」

「ロゲル」

「ああ、ええっと、ラジャーな。

いや、イギリス英語的にはロジャーか?」

「おお、そうか。シッケイシタ」


冷蔵庫には、俺が買った覚えの無い食材が、取り敢えず一般家庭で出るような料理だったら、一通り作れるくらいに揃っていた。

こっちの俺は金持ちだったのか?


最初はまるで人の家のものを漁っているようで、少し抵抗があったが、そもそも俺が買ったものの筈だと思い直して、俺たちは調理に取り掛かった。

「ふすーん。まるで夫婦みたいですねぇ。和みの風景なのです」

「そんなんじゃねぇよ」

「またまたぁ」

「いやいや」

「またまたまたまたぁ」

「いやいやいやいやぁ?」

「……………」

「……………」

「またまたままたまたまたまたまた!「いやいやいやいやいやいやいやいや!!「まぁたまたまたたまたまいあいあ!!!「いやいやいやいやい…」」」」


ゴフシ。

頭を鈍器のような物で殴られた。

「キョー、終わった」

そこには、鉄製のスープとかすくうやつを手に持って、ご立腹なご様子のエイダ様が仁王立ちをしていたのだった。


「えっちゃんこわーい」

おどけた調子でそういって、彼女が俺の服のポケットに潜りこんだ。

馴れ馴れしいやつだ、全くもって。

…悪い気はしないがな。

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