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スタティオン  作者: quklop
”thtatyhion”
16/120

10 ”merltv”

これから何が起こるのかを、想像することは出来た。

だが、どうしても確信することは出来なかった。


「おい、これは今、何をしている?」

「貴方の時のように、彼女達は貴方のような優秀な観測者を探し出すための、レーダーの役割を果たしています。

貴方の言うところのクジです。

他にもスタティオンへの案内など、いろいろな機能が備わっているのですが。

優秀な観測者と一口に言っても、それはそれはいろいろな方を集めなくてはなりません。

その幾度必要な人材を集めるために、適材適所といった形でクジを作るのですが、彼女達を構成する生体金属はとても貴重な物質で、使い回さずに運用するのは不可能です。

ですから、このように役目を終えたクジは…」


ガラスの向こうからは、かたりとも音がしなかった。

まるでガラスは、映像を映し出しているかのようだ。

エイダの隣の女の子のクレーンが、釜の上で止まる。

その時、俺は見てしまった。

女の子の口が動いたのだ。

音は届いていないけれど、その言葉は確かに視覚で受け取った。


た、す、け、て。


映像が現実と繋がった。

「再利用するために、溶かし……おや?」

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