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後日談①

地球が元に戻るまでの続きです。

もしかしたら設定めちゃめちゃかもしれませんがそこは目をつぶってください。

あとここからが本編です

 人間が2人以外消えた世界で紅音也と先生いや、暁山玲亜は魔王城が建設できそうな土地を探していた。

「まさか暁山令嬢が魔王と知り合いとは。驚きだよ。」と音也が話しかける。

「まぁ、成り行きですね。幼なじみ、いや腐れ縁ですね。」と答える。

 そのまま無言で荒廃した世界を進み続ける2人。そうすると突然音也が

「なぁ隠してないで出せよ。生き残りの人間をよ。その体の中に入ってるんだろ?確かお前体の中な異空間作れるんだろ?それで1人の愛弟子、いや娘を守ったんだろ?」

「バレましたか。確かにこの中に娘はいます。でも出す気はありませんよ。まだこの子は成長途中ですから。」

「だったら無理やりでも引きずり出すまで!」

 といい紅音也は暁山玲亜に飛びかかった。狙いは腹部ではなく喉元。しかし玲亜はよけずに手を動かし紅音也の腹部に突き刺した。音也は血を吐くがそんなことお構い無しに心臓を握りつぶした。

「ごめんなさいね。元々魔王にあなたを殺すように言われていたのでね。いつ裏切るか分からないとの事ですので。」と玲亜は言った。

「心臓を潰したくらいで私が死ぬとでも?」と音也は言うが玲亜が持ってるものを見ると絶望した。

「あなたが心臓を潰しても死なないことくらい存じております。なのであなたの人格、記憶、そして生命が纏まっているこの塊を盗ませていただきました。これを壊せばあなたは死ぬ。」

「だがそれを潰したらこの星ごと消し飛ぶぜ。消し飛んだらお前らの計画も無駄に…」その続きはもう語られることは無くなった。

 確かに音也の塊は()()()世界も同時に消し飛ぶ。しかし()()()()()()()()()()()音也だけが死ぬこととなる。そのことを知っていた玲亜は魔力の小さな塊の内部に作りそれを爆発させた。こうすれば自爆とみなされるらしいので音也だけが死ぬこととなった。

「残念ね、自意識過剰は自分を滅ぼすということを知らなかったのかしら。負けたことがなかったからなのかもしれないけど。それはどうでもいいわ。」

 音也の死体を見ながらそういい体から一人の人間を出した。

「出てきなさい()。」

 なんとそこからルカをいじめていた山本杏がでてきた。

「なんで母さん私を助けたの?もっと優先する命はあったはず!それこそルカが…」そこまで言いかけた時玲亜が口を開いた。

「ルカくんは、魔王の復活をまじかで見てしまってどこかに連れ去られてしまったわ…その後の姿は分からないの。ごめんなさい。あなたの大切な人を救えなくて。」

そう聞いた時杏の瞳から水滴が何滴かこぼれ落ちた。まるで信じたくない。あいつはきっとどこかで生きてると信じたいからこそこぼれてしまったのだろう。

「ルカならきっとどこかで生きてる!あいつが死ぬわけない!死ぬわけ…ないよね。」

 その後こう続けた。

「ずっとルカが好きだった。でも好きって言う気持ちを伝えるのが無理で、嫌われたくなくてあんな態度取ってた。でもあんなことしても笑顔で接してくれるあいつにまた惚れちゃって。それでどんどん過激になって言って、最終的にはお金を貰ってた。正直謝りたかった。買わせたものの金額だって全て把握してる。自分の気持ちを伝えられる時が来たらちゃんと伝えようと思ってた。でもこんなことになるなら伝えとけばよかった。好きですって。今になって後悔しても遅いよね…」


 玲亜はその娘の姿を見てルカが生きてるということが出来なかった。玲亜自身もルカの生死については全く聞かされていない。自分の自慢の生徒を失った玲亜も杏同様に叫びたかった。でもそれをすると杏がどれほど絶望するかが目に見えるからだ。

「ルカくんそこからひょっこり出てきてよ…この前みたいに職員室に顔を出したみたいに…」



「呼びました?俺の事。」




 聞こえるはずのない声が聞こえておかしくなったかと思いもしも生きていたらと思い声が聞こえた方に向いてみるとそこにはルカくんの姿があった。


「嘘、ルカくん…だよね?」そう玲亜が問うとルカが肯定しようとした時に杏が飛びかかった。

「ルカ!生きててよかった!今までほんとごめんね。いじめてて。ずっと後悔してた。好きだって言いたかった!」と伝えたあと泣き出してしまった。


「あちゃーやっぱりこうなっちゃうよね。」

 とルカくんの使い魔、リリアさんがでてきた。

「お久しぶりです玲亜さん。50年ぶりですね。あれ50年でしたっけ?」

「正確にでしたら57年と203日13時間48分15秒39ですね。ほんとにお久しぶりです。こんなに大きくなっちゃって。もっと小さかったのに。これが魔王の血なのでしょうか。」

と軽く挨拶をした後に情報共有を軽くしていた。

その時杏の泣き声と助けを求めるルカの声が響いたという。


「あらら何も無くなっちゃってる。」とリリアは呟いた。

「ここに確かルカくんの通ってた学園があったのに。1日しか居れなかったけど楽しかったなぁ…」


「あれ!?人どころか動物すらいなくね!?」とルカが叫んだ。

魔王は動物たちは残しておくようにと言っていたはずだ。なぜいなくなってるのか。

「とりあえず山本!俺から離れてくれ!出会えたのは嬉しいけどさ!暑苦しいから!」

「やだ!もう離さないから!このままずっと一緒だよ♡」杏は絶対離さないつもりのようだ。

正直親の私から見ても気持ち悪い。

「おっとルカくんは私のものだ。いじめてた本人は離れてくれないか?」とリリアさんも参戦してきた。

「いじめてたけど愛情の裏返しなの!よくあるじゃない好きな子にイタズラしちゃうことそれよ!」と反論。

「ルカくんはそれに迷惑してたじゃないか。それに行方不明になった時の変わりようあれは傑作だったね。楽しませてもらったよ。」

「この悪魔!鬼!人でなし!」

「私は悪魔だからね。人ではないよ。」

「とりあえず2人とも離れてくれ!1回!」


 みんな楽しそうだ。わたしも混ざりたいがさすがにルカくんも持たないだろうし1度離れさせないと。


「ほら2人ともルカくん困ってる。1度離れましょ。」

 そうすると2人は離れた。


「先生ありがとうございます。」


 ひとまずどうしましょう…

 

読んでいただきありがとうございます。

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