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#00 墜ちる
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良ければ評価、感想よろしくお願いします!
――死は、猿に似たカタチをしていた。
ぶつりと糸が切れて、箱は悲鳴と共に墜ちて行く。走馬灯と言うのか、その時間がやけに長く感じられた。
時間にしてほんの数秒。しかし永遠にも似た一瞬。
嗤う悪魔を、強く瞳に焼き付けた。
大きな体躯。白い体毛。そして歪な四本の腕。通常抱くことのない渾身の殺意を込め、その姿を睨め付ける。
……しかし、その殺意が届くことは無い。
星の重力による自由落下など――人の意思で止められるものでは、決して無いのだから。
皆様どうも、作者の紅月です。
今回は新章、その第一部の導入ということで短めの文章を投稿します。
今回は短い&決めていた部分なのですぐに投稿できましたが、次回投稿までには最低でも一週間はかかりそうなんですよね………
ですので、「一体何が起きたのか」「この獣と月葉達がどう戦うのか」など、考察しながら次回をお待ちください。
それでは、今回はこの辺りで。また次回でお会いしましょう。
ではではー。




