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在りし日の残雪より  作者: 紅月 雨降
一/初冬之章
19/25

#00 在る

 その光景を、今も時折夢に見る。

 白雪に広がる赤い血と、天に昇る橙の炎を。


 その日はぼくの誕生日だった。だからだろうか、目の前の光景が誕生日ケーキのように思えて、変に嬉しい気分だったのを覚えている。

 死の恐怖でおかしくなっていただけ。そんな風に思っていたけど、今になって考えるとそれは違ったのかもと思う。


 だって、伏した三つの骸を。


 だって、あの日見えた世界を。


 俺は――◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️、なんて思っていたじゃないか。

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