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#00 在る
その光景を、今も時折夢に見る。
白雪に広がる赤い血と、天に昇る橙の炎を。
その日はぼくの誕生日だった。だからだろうか、目の前の光景が誕生日ケーキのように思えて、変に嬉しい気分だったのを覚えている。
死の恐怖でおかしくなっていただけ。そんな風に思っていたけど、今になって考えるとそれは違ったのかもと思う。
だって、伏した三つの骸を。
だって、あの日見えた世界を。
俺は――◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️、なんて思っていたじゃないか。
その光景を、今も時折夢に見る。
白雪に広がる赤い血と、天に昇る橙の炎を。
その日はぼくの誕生日だった。だからだろうか、目の前の光景が誕生日ケーキのように思えて、変に嬉しい気分だったのを覚えている。
死の恐怖でおかしくなっていただけ。そんな風に思っていたけど、今になって考えるとそれは違ったのかもと思う。
だって、伏した三つの骸を。
だって、あの日見えた世界を。
俺は――◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️、なんて思っていたじゃないか。
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