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#00 喪う
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――――死にたくない。私は強く、そう願う。
人間が生きたいと願うことは、決して間違いではない筈だ。それが間違っていることなど、あってはならない筈なのだ。
何故なら人間――いや、全ての存在は「そう」願うものとして、神に創られたのだから。
故に私は執着する。この世界での、存在に。
例えそれが、法則を歪める願いであろうとも。例えそれが、ヒトの願いで無かろうとも。
この身は最早ヒトではない。けれど私の本能は、紛れもなく「ヒト」という種族が宿すものなのだ。
死して尚も、私は願う。
――――この世界に、存在したいと。
皆様どうも、作者の紅月です。
という訳で、一章二部予告兼プロローグ。タイトルは「喪う」となっております。
詳しいことはあまり語らず、今後をお楽しみにと言うことにしておきましょうかね。
という訳でまた次回。
ではではー。