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在りし日の残雪より  作者: 紅月 雨降
プロローグ/初雪之章
1/27

#00 しろいせかい

漸く新連載完成させられました………!(まだプロローグだけですが)

良ければ評価、感想是非よろしくお願いします!

※ この作品はフィクションであり、実在する人物・地名・団体・事件とは一切関係ありません。

 ――しんしんと、ゆきがふりはじめた。

 おひさまはとっくにおやまのむこう。みえてたつきもゆきぐもにかくれて、まぶたをとじてるみたいにまっくらになっちゃった


       『みたくない』


 おかあさんが、おおきなうごくくまのぬいぐるみをだいている。きっと、たんじょうびのぷれぜんとだ


    『けものくさい』


 おとうさんのかおは、しろとあかにそまってる。おかあさんのぬいぐるみにぶつかって、けぇきにかおからつっこんじゃったみたい


           『かおがない』


 ぱちぱちってひのおとと、ほんのすこしこげくさいにおい。けぇきのろうそくに、ひをつけたのかな


 『もえている』


 おおきな、おなかのおと。おとうさんたちも、おなかがすいているのかな。ぼくもとってもおなかがすいた


                『たべられる』

『ちのにおい』

       『しにたくない』

                  『たすけて』


 ―――パン、パァン―――

 とおくで、たくさんのくらっかーのおとがした。

 こわれちゃったみたいに、くまのぬいぐるみはうごかなくなった。おとうさんとおかあさんは、まっかになってねむってる


  『しんじゃった』


 くらいせかいは、まっかになった。それを、しろいゆきがすこしずつおおいかくしていく


     『ほんのちょっぴり、けぇきににてる』


 せかいがどんどん、しろくなっていく。ねているおとうさんとおかあさん、それからくまのぬいぐるみをゆきのふとんがつつんでいく。

 それをながめながら、ぼくはおもった。


『…… あぁ、◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️』

 

皆様どうも、作者の紅月です。

遂に(プロローグだけ)完成した新連載です。今回だけではまだ何も本編に触れていない、何も分からない状態の本作がこれからどんな物語を紡いで行くのか。

それは、次回以降のお楽しみと言う事で。

折角なので、後書きまで読んでくださった方にだけこの話に関する補足を一つ。あぁ、ネタバレでは無いのでご心配無く。

このプロローグは、本編に登場する「あるキャラクター」の過去のお話です。そのキャラの人格形成に大きな影響を与えたイベントとして、本編にも大きく関わってくる予定なので覚えておくと面白いかも知れません。

と言うところで、今回はこの辺りでお別れとします。それでは皆様、また次回でお会いしましょう。

ではではー。

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