『100万個』と『200万個』のあいだには深くて暗い謎がある
関西発祥の外食チェーンに『王将』という中華料理店があるが、これは今は全国チェーンになっている。
昔の、カウンターしかない小さな店構えの方が風情があったとか、昔の方が店ごとに味が違っていて楽しかったとか、懐古趣味の話もあるのだが、今日はその話ではなく『餃子1日100万個』というキャッチフレーズの話。
もともと店名もそういえば『餃子の王将』と言ったっけ?
というくらい、『王将』といえば『餃子』だった(今でもそうかな?)が、その美味しさや味の思い出の話ではなく、『100万個』のほうの話。
今はその内容が変わっていて、『餃子1日200万個』となっている。全国の店の餃子の総売上個数が200万個を超えてそう変えたという話だ。
で、ふと思ったのが、100万個と200万個の差ってメチャクチャ大きいけど、たとえば多少のアバウトな数え方をしたとしても、180万個のときはあきらかに100万個よりも凄い数を売っていると思えるだろう?
にもかかわらず、180万個とか190万個のときも『餃子1日100万個』というキャッチフレーズを貫き通していたんだ。世の中には『過剰広告』という言葉があるが、これはあきらかに『過少申告』だったよなぁ。
なぜ、こんなことになったのか、おそらくイメージとして『100万個』というのは『数えられないほどの多さ』という数として使用していたから、実数の意味がそれほど重くはなかったんだろう。
だいたいそんな感じなんだろうけど、凄い自信に満ちた対応だったと思われる。
まぁ、その数を変えることで掛かる経費と、変えたことによる宣伝効果を計算しての話ではあるんだろうけど。
にしても、少しでも自社の商品の価値をアピールできる機会をあえて無視して『過少申告』をし続けてきたのは、なんか凄いなぁとは思ってしまうのだ。
ちなみに、全然関係ないけど、この(万個、のことね)数の数え方って私は関西人だからいいけど、考えてみれば、ちょっとあまり連発するのは憚れる『音』ではあるよなぁ。(えっ?なんのこと?って言わないでね。わからないっていうのなら一度声に出して読んでみてくださいね?)




