表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/98

◆古代・登場人物紹介

※ややネタバレを含むことがあります。

話が進むと増やしていきます。人物整理にお使いください。

レックハルドの目覚めると覚えていない、不可思議な『夢』とも『記憶』ともつかない世界で現れる古代世界の物語の人物たち。

 


【ギルファレス帝国】

◇レックハルド=ハールシャー

・古代ギルファレス帝国の最後の宰相とされる人物。後世では邪神と考えられ、物語では必ず悪役になって退治される存在。

・冷酷非情かつ暴虐な宰相として、帝王フェザリアを操っていたという伝説を持つが、一方の史書では自殺したことになっている謎多き男。

・おぼろげな記憶の中では、各国を遊説して回っていた様子が描かれており、さらに政略結婚をしたらしいとされている。性格は、レックハルドと似通った傍若無人なところのある野心的な男といった印象。元奴隷で成り上がりもの。足を組んで煙草をよくふかしている。

・彼自身の口ぶりから、ギルファレス帝国の帝王と対立していたこと、狼人に友人知人がたくさんいたこと、メソリア王国や神聖バイロスカートとに対してパイプを持っていることなどがわかる。


◇フェザリア

・ギルファレス帝国最後の帝王。暴君だったともいわれているが、ハールシャーに操られていたからであるとも……。即位時は少年であった様子。

・記憶の中では、腹心であるゼヴィリア公爵と共にハールシャーと反目していたことが告げられている。


◇サライ=マキシーン

・対ハールシャーを掲げるゼヴィリア公爵が呼び寄せた賢人。ハールシャーとは、策が対立しているものの、彼自身はメルシャアド市のカルナマクにひそやかに忠誠を誓っており、目的は同じであるらしい。老練な策士であり、ハールシャーと表向き対立することになる。



【メソリア王国】


◆メアリーズシェイル=エレス=ル・フェイ・ラグリナ

・古代メソリア王国の女将軍。後世では実際に正義の女神として崇められている存在で、神殿を持つ一方、何故かレックハルド=ハールシャーと結婚していたという伝説を持つ。

・おぼろげな記憶の中では、マリスに似た紅い巻き毛の女将軍として登場。優しげではあるが、女将軍らしく凛々しく、実際にかなりの戦闘能力を持った人物として登場する。

・名前に「エレス」がつくことが示す通り、彼女には辺境の狼人の血が入っており、いわゆるクォーターであるらしい。


【メルシャアド市】


◇カルナマク

・メルシャアド市の王。後世、親友ザナファルと共に英雄として称えられる青年王。


黄炎石おうえんせきのザナファル/ザナファル=ロン=ファイェーシェン

・メルシャアド市のカルナマクの親友であり将軍。後世、英雄として称えられるが、その正体は狼人であったらしい。


【辺境の司祭スーシャー


◇酔葉のツァイザー/ツァイザー=ロン=シュエイェール

・古代の狼人の司祭スーシャーであり、「一番目」である筆頭司祭ディルイー・スーシャー

・狼人の中でも珍しい銀髪で短髪。司祭スーシャーでありながら、若い頃に人間の世界に興味を持ち、自ら旅をして見聞を広めてきたほか、訓練により金属や炎への苦手意識を克服している超変わり種。そうした狼人が司祭スーシャーになるのも珍しいことであるらしい。

・一見無表情で冷徹でとっつきにくく見えるが、実際は、好奇心旺盛。感情をあらわにする方ではないが、人間には好意的であり、ハールシャーを気に入り何かと協力的に動いている。

シェンタールは、酔葉と呼ばれるアルコール分の強い葉であり、彼はそれを瓶に入れて首飾りにしている。



◆暁のロゥザリエ/ロゥザリエ=エレス=シュエネアー

・古代の狼人の司祭スーシャーの一人であり「五番目」。

・ロゥレンにどこか似た容姿を持つ妖精であり、魔力の強さを誇示するためか、常時六枚の翅を背中に背負っている。

・強い魔力を持っているが、仲間と協調するのを苦手としており、わざと「五番目」にとどめている。本気の彼女を止められるのは、一番目であるツァイザーだけであるらしい。その能力であるシェンタールは、熱を操るものであり、視覚的な恐怖をあおるために炎を模した幻で行使することが多い。

・基本的に人間嫌い。姿かたちは少女ではあるが、妖艶かつ冷徹。メアリーズシェイルとは顔なじみだった様子。


【神聖バイロスカート】


くれないのギリアバス

・古代神聖バイロスカートの竜騎士の一人。竜王ギレスを憑依させて戦う竜騎士の長だったらしい。紅い戦衣を纏っていることから、このように呼ばれることになる。

・どこかダルシュに似た容貌を持ち、ハールシャーとはお互い生理的に合わないと反発していたようだ。一方、意見は合ったらしく、共闘もしていた様子。

・竜王ギレスを憑依させている間は、瞳の虹彩が黄金に輝き、肌に黒い鱗を生やしている姿になる。魔力を固めた翼での飛行も可能であるが、それが大まかな竜騎士の能力であったようだ。

・ハールシャーが政略結婚をちらつかされていた女王サラビリアには、複雑な気持ちを抱いているようだ。



◆サラビリア

・古代神聖バイロスカートの女王。神託の巫女でもあり、塔の中で預言を行っていた。

・どこかシェイザスに似た容貌を持った美女。竜騎士たちが憑依させる竜の魂をこの世に確立させるために、塔の中に縛り付けられる運命を負っているらしい。

・ハールシャーとの政略結婚の話が出ていたが、既婚者だった彼が重婚したともいわれており、実際はよくわかっていない。騎士団長であるギリアバスのことは「ギル」と呼んでおり、親しい間柄ではあった。




※古代国家について


・ギルファレス帝国

 古代の当地において、もっとも勢力の大きかった帝国だった。辺境に対して開拓を進めようとしたところ、滅亡に至ったとされている。


・メソリア王国

 狼人や妖精の血を引く人間が多く暮らすと言われていた、辺境に面した森に作られた王国。メアリーズシェイルの出身地。


・神聖バイロスカート

 竜騎士を抱えた竜と預言の国。宗教的な意味の強い都を持った小国であったが、戦闘能力の高い竜騎士を抱えていたために、無視のできない影響力を誇っていたと言われている。


・メルシャアド市

 都市国家の一つ。辺境の森に隣していたことから、古代でも珍しく、辺境の狼人達との共存が図られていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ