プロローグ・その1
初投稿です!
至らぬ点はたくさんあると思いますが、よろしくお願いします!
それは一瞬の出来事だった……
「\@;fawe@fda@f!」
パンッ
そんな乾いた音とともに
「……ぁ、あああ!?」
「ひっ」
下に生温かな感触を感じながら
「/@fgvse!pl,f@oapa/;]!」
俺の命はこの世から消滅した。
―――――なんでこんなことになったんだろう。
意識を失いつつ、意味もないことと知ってか知らずかそんなことを考える。
まず俺の名前だ。
俺の名前は高槻 和馬。
18歳で高校3年生。成績そこそこ。運動サッカーとバトミントン以外そこそこ。ゲームは得意な方
そんなどこにでも居そうなマネキンスペックの高校生だが、外見だけは他をビックリさせるくらいに凄い。
まず顔立ちだが、まぁ、悪くはない。この前も通りすがりのやや半裸気味の大学生と思しき人が
「君かっこいいね!うちに寄らない?」
などと聞いてきたくらいだ。
そして顔立ちを際立てさせる、群青色という天然ではありえない髪色、碧色と藍色のオッドアイ、
そして、その瞳は美しい形の重瞳だった。
よし。自分のことは把握できた。
次は身近な何かを思い出そう。……そうだ。俺には仲の良い従姉妹がいる。
従姉妹の名前は百鳥 愛華。
14歳で来年、高校受験を控えている中学3年生で、えっと……すごく、仲がいいです。でも恋仲じゃないよ?
後、従姉妹は俺と違って、栗色の目と髪で、多少クセッ毛はあるものの、普通に可愛い顔立ちをしている。好きなものはお菓子で、苦手なものは料理。
よし、大丈夫。
じゃあ、ここからは本番だ。
俺は今日、いつ、どこで、何をしていたんだ?
今は8月……夏休みだったはず。
……そうだ。確か、今日は愛華が
「いつでも王様とかに呼ばれて勇者になって旅立てるように、非常食……もといお菓子を買いに行きたい!」
という厨二じみた発言が原因だった気がする。
俺はどうせ近くのスーパーかコンビニだろうと愛華の申し出を受けたのだが、求めていたお菓子がどうやら限定品らしく、結果として6駅も向こうの大型ショッピングモールへと連れてこられてしまった。
だが、そのかいあってか無事に限定品「和馬!限定品って言わないで!これにはちゃんとアイス饅頭……略してアイまんって名前があるんだから!」……アイまんを手に入れることができたのだった。
本来ならここで用事が済んだのだからおとなしく帰るべきだったのだが、愛華が
「このまま帰るなんてもったいない!」
と言ったのだ。
確かに俺もその時はもったいないと思った。だから俺は愛華の話に乗ることにした。
……そう、乗ってしまったのだ。
「和馬!この映画見たい!」「和馬!昼ご飯食べたい!」「はふま!ふひは服ほみはい!」「和馬!ちょっとあそこのペットショップよりたい!」「和馬!この服どう?似合う?」
あほみたいな程はしゃぎまわる愛華に振り回されながら途中、同級生や幼馴染に合うというイベントも起きたが、実に平和に、その日は幕を閉じようとしていた。
プロローグその1、いかがだったでしょうか?
また近いうちに投稿しますので、また、その時までー