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ロストプラネット  作者: 饅頭
chapter1【ノア】
3/5

ep2『アンチコア』

 10機の飛行ユニットは地球へ向けて飛び立った。

 僕が乗るのは7番機体。

 飛行ユニットは最大乗車定員が二人で機体操縦と機銃操作で役割を分けて操縦する。

 基本的に操作はオートマタが行いデザイナーチャイルドである僕は機銃を扱う。

 10機の飛行ユニットは隊長機体の1番機体を先頭に縦列形態で地球へと降下する。

 1番機体はオートマタのペア。

 操縦は【AML101】

 機銃は【AML102】

 2番機体も同じくオートマタのペア。

 操縦は【AMK147】

 機銃は【AMK299】

 3番機体はデザイナーチャイルドとオートマタのペア。

 操縦は【AMJ153】

 機銃は【DCA49】

 4番機体以降は第五世代デザイナーチャイルドとバージョン12のオートマタのペアで操縦するオートマタは

 4番【AML103】

 5番【AML104】

 6番【AML105】

 7番【AML201】

 8番【AML202】

 9番【AML203】

 10番【AML204】

 以上が今回の降下作戦における人員配備となっている。

 降下作戦に伴って人工衛星を低軌道上へと航路変更し地球までおよそ数十分。

 赤黒い雲海を抜けて対流圏へと突入する。

 『こちらシグナル1。シグナル1より全機へ。ポイントネモ旧プレセツク宇宙基地まで残り10分。周囲警戒を怠るな』

 10機の飛行ユニットは旧ドイツのベルリン上空を駆け抜けてポイントネモへと向かう。

 『シグナル10から全機へ!シグナル10から全機へ!敵機です!』

 『了解!敵機の方角と状況報告!』

 『敵機は6時の方角。背後をとられました!機体数は100。敵機の固有信号を確認!ネームドです! 』

 『最も安全な航路のはずだぞ!このタイミングで。ネームドのコードは?』

 『ワイバーンです!』

 ワイバーンと呼称される飛行型のヴェノス部隊は雲海より突如として現れノアたちの飛行ユニットの背後をとらえる。

 そして全機が一斉にミサイルを放つ。

 数百のミサイルの雨が最後尾を飛行するシグナル10へと迫る。

 『ミサイル攻撃を確認!蛇行隊列並びにフレア展開』

 10機の飛行ユニットは蛇の様にうねるような飛行を開始すると同時に誘導弾を防ぐフレアを一斉掃射する。

 大量のミサイルはフレアに反応して連鎖的に爆発していくが数弾フレアを回避して9番機体と10番機体へ直撃する。

 二つの機体は空中で爆散し市街へと落ちていく。

 『シグナル9,シグナル10。・・・・・ロスト』

 『シグナル1より全機へ、私とシグナル2とシグナル3の三機でワイバーン部隊を食い止める。シグナル4へ隊長権限を譲渡。君たちだけでもポイントネモへ急げ。通信信号を変更』

 隊長機はと2番および3番機体は他5機との通信周波数を変更し3機は蛇行隊列から散開して急旋回をする。

 隊長機を先頭に3機は煙幕を張りながら空中を飛び回る。

 それにより他の5機を敵機から隠す。

 最初こそ三機の防御網は敵機を圧倒していたがすぐに敵機が防御網を抜けてノアたちを追ってくる。

 『シグナル4からシグナル5へ隊長権を譲渡します。人類に勝利を』

 4番機体は5番機体に隊長権を譲渡し上空へと90度に進路変更し迫りくる敵機の軍勢へと突っ込む。

 弾幕の雨の中を切り抜けて煙幕を張りながら敵機の軍勢の中心まで行くと自爆する。

 4番機の近くにいた敵機は自爆をもろに受けて同じく大爆発。

 続くように周辺の敵機も爆発してく。

 『シグナル4・・・・ロスト』

 半分以上の機体をロストしながらノアたちはベルト海を抜けて旧ロシア領土へとたどり着く。

 追っては来ていない。

 『シグナル5から全機へ着地予定地点を観測。着陸準備』

 『了解』

 4機の飛行ユニットはポイントネモから約15キロほど離れた場所へと着陸する。

 着地した場所は旧時代に大量の人を運ぶために使われていた線路という道の上。

 駅といわれていた場所がかろうじて形を保っている。

 消滅歴99年12月1日AM09:34。

 作戦開始よりおよそ49分。

 部隊名【アンチコア】地球上陸。

 

To be continued.

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