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83


   ☆83☆


 烈火が、

「えええ〜っ! 全っ然っ! 気がつかなかったのだ!」

 雷夢が、

「ビックリ仰天アル! 転校生が、地獄の少女道化師だったなんて! ありえないアル!」

 サヤが俺の事をジロッとにらみ、

「いつ気づいたのデス? 危うくクラスメートを一人、凍りづけにするところデスよ」

 かなりの非難が含まれている。

 雷夢が、

「そう言われれば、そうアル! 危なかったアル!」

 烈火が、

「しかし、よく真犯人がシアロンだと気づいたのだ」

 サヤが、

「何かあるのデスか? シアロンと分かった理由が?」

 俺は、

「プールの水だよ」

 雷夢が、

「さっぱり分からないアル?」

 烈火が、

「説明を求めるのだ」

 サヤが、

「水が材料・・・という事デスか?」

 俺は、

「鋭いなサヤ。

 その通りだ。

 海まで行って、ここまで戻るっていうのは、効率が悪い。そこで、

 手近にある虹祭学園のプールの水を使ったってわけだ。

 俺がNTTタワーに行く前に、虹祭学園の屋上のプールを見たら、水が全部失くなっていたんだよ。それで推理した」 

 シアロンが痺れを切らしたように、

「それで、ワタクシ様に聞きたい事とは、いったい何なのだ?」

 俺は、

「どうして液状化なんて能力を手に入れたのか。最初から最後まで聞きたいね」

 シアロンが、

「ふん。話すと長くなるぞ」

 そう前置きしたシアロンが語り始める。

 例によってシアロンの一人語りだ。

 

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