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俺の説明に地獄の少女道化師が、
「貴様っ!」
巨体がブルッと震え、体を液状化しようとする。そこへ、
四方からホースを構えた少女たちが液体窒素を放射する。
烈火が、
「逃さないのだ、ゲロデム!」
サヤが、
「逃げ場所はどこにも無いのデス」
雷夢が、
「カチンコチンにするアル!」
そして、俺も放射する。
地獄の少女道化師は、今や手足だけでなく、胴体まで凍りつき、逃げようにも液体窒素の放射にあい、触手のように分裂した体も、ことごとく凍りついてしまった。
最後に顔だけがわずかに残った。
俺は、
「よしっ! 放射終了だ!」
そう指示すると、渋々ながら放射を止めた雷夢が、
「もっとカチンコチンにしたかったアル!」
烈火が、
「まったくなのだ。竜破はコイツに真っ二つにされたのだ! なぜ助けるのだ?」
サヤが、
「早めに始末しましょう。溶けたら厄介なのデス」
俺は三人を制し、
「聞きたい事があるんだよ。地獄の少女道化師ことシアロン・レットルーにな」
俺は仮面を外して、地獄の少女道化師の前に素顔をさらす。
地獄の少女道化師が目を見開き、その顔がシアロンへと変化していく。
シアロンが、
「どうやら、貴様はすべてお見通しのようだな、竜破。愚民の分際で結構やるではないか」




