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   ☆82☆


 俺の説明に地獄の少女道化師が、

「貴様っ!」

 巨体がブルッと震え、体を液状化しようとする。そこへ、

 四方からホースを構えた少女たちが液体窒素を放射する。

 烈火が、

「逃さないのだ、ゲロデム!」

 サヤが、

「逃げ場所はどこにも無いのデス」

 雷夢が、

「カチンコチンにするアル!」

 そして、俺も放射する。

 地獄の少女道化師は、今や手足だけでなく、胴体まで凍りつき、逃げようにも液体窒素の放射にあい、触手のように分裂した体も、ことごとく凍りついてしまった。

 最後に顔だけがわずかに残った。

 俺は、

「よしっ! 放射終了だ!」

 そう指示すると、渋々ながら放射を止めた雷夢が、

「もっとカチンコチンにしたかったアル!」

 烈火が、

「まったくなのだ。竜破はコイツに真っ二つにされたのだ! なぜ助けるのだ?」

 サヤが、

「早めに始末しましょう。溶けたら厄介なのデス」

 俺は三人を制し、

「聞きたい事があるんだよ。地獄の少女道化師ことシアロン・レットルーにな」

 俺は仮面を外して、地獄の少女道化師の前に素顔をさらす。

 地獄の少女道化師が目を見開き、その顔がシアロンへと変化していく。

 シアロンが、

「どうやら、貴様はすべてお見通しのようだな、竜破。愚民の分際で結構やるではないか」




 



 

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