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80


   ☆80☆


 アルタの大型ビジョンだけでなく、他の街頭モニター、テレビ、すべての映像が怪盗アールを映している。

 完全にモニタージャック状態だ。

 律華、シアロンも何事か? 

 と大型ビジョンを見つめる。

 怪盗アールが、

『俺は怪盗アールだ。

 俺の宿命のライバル

 怪盗ゲロデムこと、

 地獄の少女道化師さんよ、そろそろケリをつける時じゃないか? 

 いい加減、潮時だろう? 

 そこで俺はこの炎のルビーを、

 今夜、十二時に、

 NTTタワーに持っていく。

 そこで、最後の勝負といこうじゃないか』

 怪盗アールが、自分の顔と指先につまんだ炎のルビーを、見せつけるようにカメラに近づけ、

『ばっくれるんじゃないぜ、地獄の少女道化師さんよ。お前さんとの勝負、楽しみにしてるぜ!』

 言い終わるや、再びノイズが走り、映像が元に戻った。

 シアロンが、

 ワタクシ様に挑戦状を叩きつけるとは、いい度胸だな! 

 不埒なコソ泥風情が! 

 いいだろう! 

 貴様を叩き潰してくれるわ! 

 怪盗アールっ!

 と、言わんばかりに、爛々と瞳を輝かせ、アルタの大型ビジョンを睨みつけていた。

 地獄の少女道化師がシアロンかどうかは、知らんけど。

 何か雰囲気が似てるんだよな。


 




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