前へ目次 次へ 56/88 56 ☆56☆ 一週間もしないうちに早乙女教授の共犯者が逮捕され自供を始めた。 その内容は、おおよそ炎華の推理通りだった。 早乙女教授は事件に関して黙秘し、動機はよく分からないが、司法解剖の結果、真城はアイスピックか何かで心臓を一突きにされていた。 まるで標本用の蝶に針を刺すかのように。 ふと俺は炎華に最初に出会った際の痛ましい姿を思い出した。 そして、もしもまた、そんな目に炎華があったら、その時は必ず再び生き返らせてやろうと心に誓った。