リーダーをやってる方や強がりな方、または、そういう人が身近にいる誰かさんへ。
リーダー的存在になる事が多い凜香。
最近、自身の在り方や対人関係でつまずいている。それに気付いた彼女の友達·知沙や年下の男子·良太は、凜香にそれぞれ話しかける。
知沙は凜香の横に座った。
「…どうしたの。」
「凜香、確かにな、仲間に平等である事は大事なんだよ?でも、沢山の仲間がいる中で、1人、2人、リーダーであるお前の事情を、一緒に抱えてくれる人がいてもいいんじゃないのか…?」
翌日。
「凜香さん!」
凜香に会いに来た良太。
大声で名前を呼び、力強い足取りでやってくる。
「え、何…?」
「…もし俺が、何かの組織の一員だったら、凜香さんにリーダーをやってもらいたいです。凜香さん率いる集団にいたい!…リーダーやるって、そんなに簡単な事じゃない…経験した事もないのに、任せるような事言ってごめんなさい…。凜香さんのトラウマの話も、リーダーは、ある意味組織での仲間外れだって話も、知沙さんから聞きました…。でも、だからこそ俺は凜香さんが、気持ちよくリーダーをやっていけるよう、サポートし続けたいと思っています。
…凜香さん!」
良太は、穏やかな笑みを浮かべ、凜香としっかり目を合わせた。
「俺は、
凜香さんと一緒に頑張りたいな…!」
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