表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

4 勇気を出せる魔法のお話

結構ペース良く更新できてますよね!?


今回は結華が挑戦する話の台本の話です(伝わる?伝わらなかったらごめんなさいm(__)m)


ヒロインはなんの変哲もない高校2年生、箕中梨衣(みなかりい)。ヒーロはその幼馴染の彩坂柊翔(あやさかしゅうと)

物語は梨衣が3か月彼氏の中村聡(なかむらさとし)と別れるところから始まる。ある休日いきなり別れを突き付けられた梨衣は別れを告げられたファミレスから出る。3か月も付き合っていたはずだけれど不思議とショックは少ない。家に帰ると隣の家に住む柊翔が遊びに来ていた。柊翔は梨衣が聡と別れたことを知ると気晴らしにとカラオケに誘う。そこで恋愛相談のようなことをしていて柊翔の話になる。柊翔はずっと片思いしてる女子がいつまでたっても振り向いてくれないと梨衣に相談する。梨衣は柊翔はいいやつなのに!とその女子に対して憤慨する。その後その人物とは誰か気になり始めて柊翔に問いかける。そこで


「俺の好きな子は…箕中梨衣。お前だよ!」


と告白される。梨衣はそのことに全く気付いていなかったため柊翔に対して罪悪感を覚える。二人はその後、何となく気まずい雰囲気が続く。帰り、梨衣の家の前で別れる時柊翔は


「俺の告白、ちゃんと考えて。告白をオッケーするにしてもしないにしてもちゃんと返事はしてほしい」


そう言って柊翔は自分の家に帰る。梨衣は家で柊翔のことについて考え始める。梨衣はふと聡に自分が振られた理由を聞いてないことに気づく。そして聡にメッセージを送る。そして返ってきたメッセージは梨衣にとって思いもよらないことだった。


”梨衣はいつも柊翔の話をしていた”

”なんで俺と付き合ってるんだろうって思ってた”

”梨衣は自分で気づいてないだけで柊翔のことが好きなんじゃないのか”


梨衣はそれを聞いて自分の記憶をたどる。すると確かに心当たりはある。それは確かに思うかもしれない。自分で気づいていないだけで柊翔のことが好き…わからなくなってしまう梨衣。

月曜日、梨衣はいつも通り学校に向かう。小学生から彼氏が出来るまでずっと柊翔と登下校していた。彼氏が出来てからはその彼氏と登下校していたけどもうフリーになったからまた柊翔と通うことになる。柊翔は顔が整っていて、少し色素が薄いみたいで髪が茶色がかっている。小さい頃は自分より小さかったのにいつの間にか大きくなっている背、低くなった声、ごつごつしている手。改めて意識すると一緒にお風呂に入ったり、寝たりした柊翔ではない、ちゃんと男の人なんだって思い知らされる。一度意識してしまったらもう今までと同じように接することなんか出来なくなってしまう。そんなことを考えて過ごす。ある日、梨衣も知ってるスクールカースト上位の相川未悠(あいかわみゆう)と仲良く話しているところを見てしまう。未悠の柊翔を見る視線には熱がこもっていて未悠が柊翔を好きだということが一目瞭然だった。

どうしてこんなに胸がもやもやするんだろう。もしかして聡の言っていた通り自分は柊翔のことが好きだったんだろうか。でもそれだったら聡に振られた時自分があまりショックを受けていなかったことにも納得できていた。そうして本当は柊翔が好きだったことに気づくが別れてからまだ数日も立っていない。聡と付き合っていたことを公にしていたわけではないが罪悪感がのしかかる。聡とのことを親友の大沢菜音(おおさわなの)にしか話していなかったことに安堵する。その日の放課後カフェで、でも一応付き合っていたわけだからどうなのだろうか、そんな思いを菜音に話す。菜音はそんな梨衣に


「速く行動しないと相川さんに彩坂くん取られちゃうよ。人の気持ちは変わるものだから。彩坂くんが他の誰かを好きになったときに後悔しても遅いんだよ。中村先輩には申し訳ないけど、でも先輩もわかってたじゃん。…あんまり深く考えないで自分の思ったままに行動してみなよ」


とアドバイスをする。すでに柊翔から告白されてから一ヶ月が経とうとしていた。梨衣は菜音と別れて柊翔の家に向かう。柊翔は連絡もなしに来た梨衣に驚いていたが部屋に入れてくれた。話があるの、と切り出したもののなかなか話が進まない。勢いで来てしまったからなんて言おうかなんて考えてないと一人でオロオロしていたけど柊翔がそんな梨衣を優しい目で見ていることに気づく。それで梨衣は覚悟を決めて


「私は、柊翔のことが好きだよ。私と付き合ってくれないかな」


という。柊翔はその言葉の意味を理解した途端梨衣の腕をグイッと引っ張ってその腕の中に包んだ。そして


「俺も梨衣のことが好きだ。大好きだ!」


と言ってより強く抱きしめる。梨衣は苦しくなってもがくが柊翔はそれすらも嬉しそうにする。梨衣は柊翔を怒るつもりだったがそんな顔を見てしまえばもう何も言えなくなってしまう。




場面は変わって付き合い始めてしばらくたったころ、付き合い始めたはいいが今までの自分たちと何も変わらない日々を過ごしてることに気づく2人。お家デートが一番難易度が高そうなのに一番速く、付き合う前からそれを行っていてなんならそれが一番難易度が低いわけで。もうお互いの両親も賛成。まだ高校生なのに孫の話をし始めるくらいだ。マンネリを防ぐためいろんなところに出かけるが2人はインドア派なので結局は家が一番いいという結論に達して家で勉強会をしたりゲームをしたり。なんだかんだで今まで通りに生活しているのだ。


それからまた場面は変わって二人は22歳。教員試験、採用試験も合格し春から小学校の先生となる柊翔とアルバイトをしていたペットショップに正社員として就職が決まった梨衣。12月のクリスマス、2人は旅行に来ていた。一通り観光を楽しんでお風呂に入り、さあ寝るぞと言う頃、ベットのふちに腰かけた梨衣の前に柊翔が梨衣の手を取り跪く。そして


「今までずっと隣に居てくれてありがとう。今度は家族として隣に居てくれないか?俺と結婚してください」


そう言って指輪を取り出し梨衣の左手の薬指にはめる。いきなりのことに驚く梨衣だったが次の瞬間には笑って柊翔に抱き着いて「もちろんだよ」と答える。


また場面が変わって結婚式。親族と親しい友人だけを呼んだ小さな式。柊翔は梨衣の腰に手を添えて


「幸せだな」


と呟く。それに対して梨衣は


「何言ってるの。もっともっと幸せになるんだよ」


と言う。柊翔は驚いた顔をしたと思ったがすぐに満面の笑みになり「そうだな」と言って梨衣にキスをした。

今回も拙い作品を読んで下さりありがとうございます!








面白かったよ、なんだかんだで続きが読みたいなどなど思って下さった方はブックマーク、評価して下さると嬉しいです!作者の励みになります(´∀`*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ