俺の能力
ばあちゃん家に帰るとき、不思議な体験をした。
なぜか白い服を着た人ばかりとすれ違うのだ。
「なんか今日は白い服の人多いなー。」
春樹に言うと、
「え?白い服を着た人なんていた?全然気づかなかった。」
って言われた。人の服とかあんま気にしないんかな?
まぁ、そんなこともあり、ばあちゃん家に着いた。
「ただいまー!」
「お邪魔しまーす!」
「お帰りぃ。お、今日は春樹も一緒かね。」
「ご無沙汰してます。」
「ばあちゃん!聞いて欲しいことがたくさんあるんだ!」
真剣な顔で言った。
「何があったが分からんが、とりあえずお茶でも入れようかねぇー。」
と言い台所へ。
ばあちゃんが戻ってくると、俺はすべてを話した。
その間、ばあちゃんも春樹も真剣に話を聞いてくれていた。
春樹「じゃあ、有希は、その100年に一度のやつってこと?」
ばあちゃん「そう言うことになるのぉ〜。」
有希 「俺も信じられない。」
ばあちゃん 「じゃあ、あんたは幽霊とつながったって言うことだね〜。」
有希 「え。」
冗談だよな?幽霊嫌いなんだよ…冗談でも
やめてくれ…
春樹「有希、なんかお前の話聞いてもイマイチ分からんけど、とりあえず分かるんは、
お前がなんか、すごいやつって事や。
多分これからも、お前一人やったら大変やと思う。やから、俺に出来ることがあるかは分からんけど手伝うで!!」
有希「ありがとう春樹、頼るよ!」
春樹「おう、任せとき!」
そんな、会話を交わしていると、夕方の6時
春樹「じゃあ、俺は帰るわ!バイバイ!」
有希、ばあちゃん「じゃあねぇー」
〜午前1時〜
俺は初めて金縛りにあった。
「う、ウゥ、う、」
本当に動けない。
「た、たす け」
横に間違いなく何かいる事が分かる。
嫌だ、死にたくない。
俺は願った。
俺の体動け!!!!!!!!!
フワァという感触につつまれ、だんだん体に力が入っていくことがわかった。体が自由に動く。
「う、動いた!!!」
そうだ、横に何かいたはず。
俺は見た。白い服の女を、黒髪ロングで顔を覆った、THE幽霊を。
あ、分かった。俺幽霊が見えるんだ。俺の能力だ!!
それと同時に幽霊に対する怒りが増してきた
色んな感情、金縛りに合わされたという、怒りが一番大きかった。
「オラァァァァァァ!」
俺はその幽霊に掴みかかり、押し倒す
はずだった…
何故か俺が倒れていた。
幽霊を貫通した。