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幽霊の君へ   作者: かなもじ
3/5

俺の友達

ばあちゃん家を出て数分。


「有希〜。」


振り向くとそこには、こっち(京都)での唯一の友達である、倉田 春樹がいた。


「久しぶりやな〜有希!」


「あぁ!」


「今回は何の用で来たん?」


「夏休みの2週間、婆ちゃん家で泊まり!」


「おお〜、じゃあ、いっぱい遊ぼな!」


「おう!」


相変わらず、いいやつだ。


俺が春樹と知り合ったのは小学校5年の時。


俺が一人で公園で遊んでる時、春樹が一緒に遊ぼうと誘ってくれた。


その時から、こいつと友達になった。

春樹が俺の家(三重)に泊まりに来たりすることもあり、とても仲がいい。


と、思ってる、俺は。


「今からどっか行くん?」


「ばあちゃんから、幻の祠って言うのを聞いてさ、なんか無性に行きたくなった。」


「へぇ、そんなのまったく興味なかったのになー。」


「俺もなんでかは分からんけど行きたくなってさ。」


「俺も行く!!!」


「お、おう。」


俺らはばあちゃん家から結構近い、幻の祠があると言われている、北野山に到着した。


「ここに本当に祠なんてあるんか? 虫取ったりして何10回もここで遊んだけど、そんなん見たことないで!」


「俺もそんな話、今日初めて聞いた。でも気になったんだ!」


「まぁ、そこまで言うなら俺も手伝うで!」


「お願いな。」


そんな会話を交わし、俺は春樹と山に入った




〜1時間後〜



「有希、ないんちゃう?」


「なのかなー。」


1時間探し回ったがまったく見つからない。




〜3時間後〜



「有希〜、そろそろ帰ろー。曇ってきたし、絶対雨ふるで〜。」


「あぁ。」


そして、帰ろうとすると、



ポツ … ポツ ザァァァァァー



雨が降ってきてしまった。


「有希、はよ降りるぞ!」


「分かった。」


急いでいた。だから、足元を全然気にしていなかった。


ズルっ ザザザザザ


「うわぁぁ。」


「有希ー!!!!!」


俺は足を滑らして落ちていった。






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