2.1 保険
今回は保険についてです。
本編でも述べられたように保険の前提としては『保険会社がもうかる』環境でないと成り立ちません。
10万人の世界の中で生命保険があって何かしらの争いで1000人単位で殺人が発生する(保険が必要になる)なんて世界だったらすぐにでも倒産しますよね。
実際、生命保険や火災保険なんかは掛け捨てがほとんど。
で、東北や熊本の震災なんかで大量に保険適用となると払いきれないので審査が厳しくなる事例もあります。
同じアパートで同じくらいの破損でも管理人だけが申請すると一部破損として1割2割しか保険が下りなかったのに対し、管理人並びに住人が申請すると半損として5割の保険が適用されたらしいです(熊本)。
……東北の場合は(住んでいるところから)遠すぎたのと保険より賠償の問題が大きすぎて調べきれなかったですが。
まぁ、話を戻します。
で、生命保険に関してですが資料請求してみると保険料の内訳に3割前後なんとか費というよくわからない内訳があるのですが………この部分が、受付娘の「運営するに当たり保険料の一部が運営費として差し引かれますので支払うだけで損をする計算になりますよね」の発言になります。
人件費・会社の利益は先に差し引いて残りを保険金としてプールしているんですよね。
ですので逆に考えれば『このプール部分が少ないほど保険金としての返金率が高い』ことを示していることになります。
損するだけに見える保険、どの保険を選んだらいいのかわからなくなりますよね。
で、実際に保険会社に勤めている人にこっそり聞いたところ
「勧められるの全部にかけるんじゃなくてお金を捨てる覚悟で必要なところに必要な分だけ賭けるのが正解。後、何十年も保険の営業をやってるおばちゃんがいるじゃん。その人が入っている保険が一番間違いない」
とのこと。
納得でした。
ちなみに保険会社よりCMを打ってる、複数社から合った保険を探してくれる仲介業者があるじゃないですか。
ぶっちゃけ、あれ『プール金にする方から結構な割合の仲介料を差っぴかれる』らしいのであまり良くないらしいです……(営業者談)。
実際にはプール金が余っているので表だって問題が起こっていないだけで、しかもお勧めされるのは仲介料の多い会社を優先的に勧められるらしいので……おっと、誰か来たようだ。
ハナシヲカエマス。チョチクガタノホケンニツイテデス。
アー……あーっ、ごほん。
ついで貯蓄型。
満期を迎えると掛け金以上の金額が還ってくる保険ですね。
学資保険なんかがその例だと思われます。
これは銀行なんかと一緒で保険料を他社等に貸したりして利益を上げるからできる保険です。
還ってくる額面以上に会社が儲けてるので有効活用をお勧めされました。
欠点としては途中で解約した場合、積立貯金と違って元金割れ……掛け金が満額還ってこないことです。
その代り満期まで預けると積立や定期より多く還ってくるみたいです。
こっちの方は保険というより1企業が個人的に行っている銀行業に近いのかもしれません。
長々書かせていただきましたが簡単にまとめると
・掛け捨ての『万が一』に備える保険、(収入に応じ)ほどほどもしくは必要な所にかける。
・保険選びに困ったら、ピンはねされる窓口よりベテランのおばちゃんが入っている保険を教えてもらう。
・収支に合わせて貯蓄型の保険の活用
ってところですね。
あくまで私の調べた範囲、関係者に聞いた範囲になりますので話し半分に成程程度で理解していただければ幸いです。