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女神さまの面前で面を上げるのは

 ついかっとなって綴ってしまった。特に後悔は………10年後にしよう

 異世界転移を果たした異世界人はとある国のとある神殿前に礼拝している。彼には信仰心というものはなく誘われて来ているのと土地の神様に挨拶をと思っているのである。そこにあるのは女神様である。

 この地すべての母にして慈しむもの、子供らと語らうのを楽しむもの。


「いい神様なんだなぁ。」

 そう異世界人が言うと傍らにいる信心深いおばちゃんが

「あったりまえだろう!うちの女神さまは世界一なんだ!」

 とかえす。それを聞いて異世界人はおばちゃんを信じて女神さまへの祈りをささげる。



 ふゆふゆ


 女神さまは空に顕現している。女神さまは祈りをささげている子供らをみて満足げにたたずんでいる。

 おばちゃんは異世界人に

「女神さまがいるときは頭を上げちゃだめだよ。」

 と言って異世界人に礼拝のあれこれを説明している。

「それだと女神さまのご尊顔が拝めないだろ?」

「おまえさん、上を向いたら女神さまの下着が見えてしまうだろ。」

「そっち!」

「お前さん女の子の下着を………」

「そりゃ見れるものならば見たいけど、よく考えたら女神さまって女の子ってとしじゃ………」


バリバリドッシャーン!


 異世界人に女神さまの天罰(突っ込み)がはいった。


『私はかわいい女の子なんだよ。』


 女神さまの声が響いている。誰もが何か言いたいのだけど言い出せない。

 そんな時異世界人のそばにいた男の子が

「女神さまってきれーなおねーさんじゃないの?」

 という。


 きらきらりーん☆

 

 男の子に祝福の光が降り注ぐ。

登場人物


異世界人:異世界転移をしたごく普通の青年。女神さまの年齢発言をしたせいで女神さまの涙目交じりの突っ込みを得てしまう。女神さまの許しを得るために甘いものを貢は目になるのは笑い話


おばちゃん:女神様信仰に篤い、宿屋のおばちゃん。さすがに女神さ信仰というより女性への扱いにかける異世界人にジト目を向けてしまうのは別の話。


男の子:女神さまはきれいなおねーちゃん発言で祝福を得てしまったけど、神殿に勤めて女神さまの真実を知ってしまったのはご愁傷様。


女神様:黙っていれば神々しい女神様、意外と下々のことに興味津々で酒場とか甘味処に出没して神官さんとかお使いさんの胃袋を痛めることがある。出没先では歓迎されたり、奢られたりする親しみやすい人(女神?)俗にいう残念美人さん。

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