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雨のマイマイ

作者: nikoa

「またね」って笑った雨のマイマイ いくつ重ねてきた? そんなバイバイ

「したら」って願んだ僕は這い這い 二足歩行もままならない

気づきゃしないんだこんな退廃 幾度繰り返す これが大敗

「あのね」って喋んだ僕は毎回 言い訳の域を出ない 惨敗


知ってるんだってさ だって神様 こんな僕たちをばら撒いて

ミニチュアに飽きた 待って神様 蓋を開けてみたらどうだい?

「ドンマイ(笑)」だなんて


あんまりじゃないの あんまりじゃないの


誕生のレースをいち抜けて 命を始めたはずなのに

僕に与えられた役割が イラナイ石ころだったとは

だったら僕らも好き勝手 生きてやろうじゃないかなんて

空に光ったゴミのように 神様どうかそのように


都合がいいと神頼み 調子悪けりゃ神のせい

あれ なんだ どうも結局 気づいたところで変わりゃせん


ドングリ拾って楊枝を刺してくるくる回して だから何?

ドングリに穴を開けるくだりで手に穴開けて泣くだけでしょう?


いいの いいの? いいの いいよ 僕なんかにゃそれがお似合いよ

きっと ピッと スッと 駅の改札すら出られないのよ


通勤のレースに揉み揉まれ くちゃにされてる今時分

僕に与えられた役割が 石ころだったと気づかせる

ならばせめてと 好き勝手生きてやろうじゃないかなんて

思って今日も前に倣え 折れた背筋でそのように


ミニチュアに飽きた 待って神様

だってそんなのあんまりよ


命のレースをいち抜けて しまわぬようにと生きたのに

僕に与えられた役割が イラナイ石ころだったとは

命のレールを踏み外して ふと目に映るあの空に

光り輝くゴミのように 神様どうかそのように


「またね」って笑った雨のマイマイ

「待って」で終わった僕に「ドンマイ(笑)」

ありがとうございました。

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