表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】邪神に手駒として召喚されたらしいんですが(仮題)  作者: 龍凪風深
第一章 異世界に召喚されたらしいんですが
1/49

第00話 プロローグ


 世界樹イグドラシルにより支えられし、世界イーグリース。

 多種族が住まうその世界に、ある日突然邪神を名乗るものが天より現れた。

 そして、大地に降り立った邪神はこう言った。


 「この世界に住まう生物達よ、僕とゲームをしよう」


 邪神が笑いながら告げた言葉は、全世界に、まるで直接脳内に話し掛けるが如く響いた。

 一言、一言、脳髄に染み込むように。


 「今から破壊の使徒と巻き込まれたものをこの世界に召喚する。破壊の使徒は僕の駒で、巻き込まれたものは君達も使える駒だ」


 語られるのは、邪神が勝手に開始しようとしているゲームの説明。

 そのゲームの名は────世界侵食遊戯ラグナロクゲーム


 邪神の言葉を聞いた各国の王族達は、各々耳を疑った。

 何だ、そのふざけたゲームは、と。


 そんな抗議は聞こえない邪神は、勝手に一人で淡々と説明を続ける。


 「その二種類の駒と僕と君達で世界取り合戦をしようじゃないか」


 邪神は無邪気に笑う。

 心底愉快そうに、子供のように。


 「二種類の駒の見分け方は内緒。僕と当人しか分からない。だから、頑張って探してね? まあ、別に巻き込まれたものを殺したって別にペナルティなんてないから、そこは安心して?」


 邪神は尚も一人で語り続ける。

 邪神と先住民達が世界を取り合うゲームについてを、面白可笑しく。

 各国の王族達は怒った。


 貴様は本当に神なのか?

 そのふざけたゲームに何故、我等が参加しなければいけない、と。


 けれど、それは何の意味も持たない。

 何故なら、邪神は確かに、大昔ではあるが邪神と呼ばれる神であったから。

 何故なら、その言葉は邪神には届かず、邪神は勝手にゲームを開始し、二種類の駒は召喚されるから。


 イーグリースの住民は、必然的に後手に回り、邪神の言うように、ゲームに参加せざるを得なくなる。


 「じゃあ、始めようか」


 ────開始の合図がなる。


 邪神がぱちん、と指を鳴らした。

 それにより、魔法が発動。

 各地に巨大な魔法陣が浮かび上がり、各国にはその魔法陣十から十五程度の分布図と、魔法陣の発動時刻が記された紙がばら蒔かれた。


 こうして、物語の序幕は開かれる。




.

『邪神に手駒として召喚されたらしいんですが(仮題)』連載版開始致しました!

お試し版でカットしたシーンや、多少修正を行ってから投稿して参ります。

また、お話によってはおまけを変化させる予定です!



以下、おまけ。



◆◆◆◆◆◆



 邪神「見てみてー! 連載版だとこんなに僕の台詞があるんだよ?」(きゃっきゃっ!)


 各国の王「「「ソーデスネ」」」


 邪神「えー、もっと喜んでよー?」


  各国の王「「「ソーデスネ」」」




.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ