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俺は、私立の有名大学出身なんだ。理系だった。講義は聞いているだけで頭に入ってきた。二回生の頃は、とにかく退屈していた。
そんな時、奴が俺に声を掛けてきた。奴は、しばらく俺と行動を共にして言ったんだ。
「俺と起業しないか?」と。
俺は、奴と大学卒業までの間に起業の勉強に勤しみ、卒業と同時に起業した。会社の名前は、「W F C」
ワールド ファニー カンパニー の略だ。
たち始めは、苦戦したものの、俺達の会社は波に乗った。世間の風潮の後押しもあった。いつしか六本木のビルにオフィスを構えたんだ。
そこにいると、ビル内では企業の入れ替わりは早かった。俺達以外はな。
でも、俺達は生き残り毎年、黒字を重ねた。
先に言えばよかったが、奴が社長で俺は、副社長だった。




