表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いっこの差  作者: 夢呂
【第二章】
68/283

同じ中学

「さっき、長岡中って言ってたよね?」

愛莉が休み時間に私の席までとんできた。


「え、うん」

私が頷くと、

「ってことは、仲西航くん、同じ中学じゃん!」

うっとりした顔で愛莉が言った。

「仲良かったりする?紹介してよー」

イケメンがクラスに居て良かったぁ…と嬉しそうに言いながら、

愛莉は、強引に私の腕を引っ張って、

航くんの席に行こうとする。


「え、いや、ちょっと…」


「いやいや、相田は仲西と色々あったからさぁ」

愛莉とのやりとりを見ていたのか、

からかうように、同じ中学出身の男子が言う。


「色々…?元カレってこと?」

「仲西の片想い、でもキスはーーー」

「ちょっとやめてっ」

愛莉が私に尋ねると、

代わりに男子が口を開こうとして、

私は慌てて止めに入る。


ーーー信じらんない。

航くんも居るのに過去の事バラそうとするなんて。


「ふーん…」

愛莉は何かを悟ったらしく、

それ以上何も聞いてこなかった。


ーーーもう、帰りたい…。

ハルくんに会いたいよ…。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ