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テロ0 始まり
この小説は、自己満足のために書かれたものです。更新は不定期です。ご了承下さい。
「アゲハくん、君に頼みがある」
俺の目の前でそう言ったこのジジイ……じゃなくて、ご老人(?)は、我らが愛国クロマーニュ最高の軍事学校の理事長である。
理事長の名はベルゲオン三世……だったか? とにかくそのベルゲオン三世理事長は、高そうな真っ黒のスーツを着こなし、白髪まじりの変な口ひげを撫でつけながら、俺に向かって話しかけている。
しかし、俺はそんなことはどうでも良かった。
俺は一心不乱に、茶菓子として出された高そうなイチゴケーキをつつきまわしていた。普段は滅多に食べられないようなケーキなんだぞ。食べなきゃ損だ。
「……むぐっ、ほへで(それで)?」
「……そのケーキ、もし気に入ったのならまだたくさんあるからお土産に持って帰るといい」
「ごくんっ、マジ!?」
「ただし」
理事長はそう言葉を切った。そして、やっと話を聞く気になった俺を真剣な目で睨んだ。
「最強のテロ対策クラスを作ってくれたまえ」
ジジイはサイバーテロリストであるこの俺に、そう言いやがったのだった――