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14話

お待たせしまし……待ってました?


長い間連載が止まりすいません


14話です

お楽しみください


そこに柔らかい胸があれば触るのは男の性。


こんな言葉を残した偉人とかいたらそいつは何を考えてるんだ。


分からなくはないけど、正直すぎる。


もしそれが目の前にあったら君ならどうする?


純粋な気持ちで触れないで終われるのか?


それは無理だろう。


つーか俺には無理だ。


何故かって?


必ずというほど面倒が起きる、面白いよな。


俺はそうゆう星のもとに生まれたのだろう。


簡単に言うと、俺は今、正座してる。


目の前には響子、紫堂が仁王立ちしている、俺の横に眠そうな二人。

全裸の女と小さな少女。


さて、そろそろ説明するか。

ここまでの経緯を……







目を覚ましたら全裸の女が寝てた、前回もあったので驚かない。

とりあえず見なかったことにして、振り返りもう一度寝ようとした。

そしたら、なんと、少女いました。

こちらも全裸で、寒そうに。


「どっから入ってくるんだ?」


昨日は鍵を閉めてから寝た筈なんだけど……。

考えても仕方ない、少女に俺の服でも着させとくか、寒そうだし。

俺は上半身裸になった。

他人から見たら大分不味い光景だろう。



左側→全裸の女

真ん中→上半身裸の俺

右側→俺の上を着た少女



響子に見つかったら……。



ゾクッ!



「ひっ!」


想像しないようにした。

とりあえず布団から出よう、よっこい(むにゅ)っ!だぁ!



何か触った!凄い柔らかい!

左手を見たら、ですよね。

見事に胸を掴んでおります、俺からじゃないよ!? 布団から出ようとしただけなんだからね!?

変な言い回しだが、とりあえず手を……手を……は、離れない!

これが男の本能、俺も心では正直ってことだな。




「護、朝よ」ガチャ←ドアから

「草壁、朝だぞ」ガチャ←窓から



…………………………


……………………


………………


………



「これは!「「正座」」……はい」



お分かり頂けただろうか?

これが、正座するまでの経緯。言い訳もさせてくれない早さで正座を命じられました。


「……寒い」


少女が俺の膝に乗っかってきた、正座してるからやめて!


「おにぃ……布団……一緒」


「とりあえずこの子を布団に入れたいんだけど」


「今からその子の洋服を暖かいのにするから、脱がした上着は私がもらうわね?」


「ああ、わかっ………この上着俺のなんだけど?」


「知ってるわよ、まだ残り香があるかもしれないじゃない。むしろこの子にあげるなんて勿体無いわ、私が堪能したら一旦返すわよ。汗かいたら私に返しなさい。」


もう何を言ってるのかわからない


「はぁ……とりあえずこの子の着替えを頼んでいいか?」


「分かったわ」


響子は上着少女を連れて部屋を出た、後残ってるのが。


「ん〜……うへへ」


この全裸痴女だな。なんだ、うへへって……


「紫堂、頼んだ」


「おう、こめかみに……手刀!」


全裸痴女のこめかみに手刀がヒット


「うっ………



……



…………うへへ」


訳がわからん


「相変わらずの睡眠力だな」


「……知り合い?」


「ああ……こいつはこの学園の生徒会副会長で、寝るのが基本スタイルの……痴女だ」


痴女なのかい、しかも寝る基本スタイルって何?


「うぅん……う〜〜〜〜〜ん………あれ〜? 何で〜教官が〜うちの部屋にいるのぉ〜〜?」


「ここはお前の部屋じゃない、後早く服を着ろ」


「は〜〜い」


とてとて


ガラッ←俺のタンスを空ける


ゴソゴソ



どんなに探してもあなたの洋服はありませんからね? そしてそこは俺の下着入れです、早めに閉じて下さい!


「あれ〜? 男の子の洋服しかない〜……ま、いっか!」


タンスから俺のトランクスとスウェット一式を出し、着服をはじめた。



「装着〜! この洋服は〜とってもいい香りがするの〜」


「やりたい放題だな」


「とめて下さいよ」


「あ〜〜〜〜! 君が〜!お姉ちゃんが言ってた〜〜……彼氏さん?」


はい? お姉ちゃん? 彼氏?



「篠崎にやられたあと、草壁のベッドに全裸の女子がいたのは覚えてるか?」


あーー、そういえばいたな、彼女候補とか言ってた痴女が。


「それの双子の妹だ、捕捉してやると前の痴女は生徒会長、そんでそこにいる痴女が副会長だ。」


「姉妹なのか……え? じゃあこの人は一年生?」


「いや、同じ学年だ。双子だから年も一緒、先に生まれたのが会長らしい」


なるほろ、それでお姉ちゃんなわけだ。双子で痴女とは……いやどうなの?


「君、そういえば名前聞いてないの〜。名前〜」


「そうだったな、俺は草壁 護」


「……じゃあ、まーくん! まーくんって呼ぶね〜! 私は(かおり) なの〜以後末長くよろしくなの〜」


「ま、まーくん? お、おう……末長く?」


もうなにがなんだか……


ガチャ


「護、着替えさせて来たわ」


ててて……


「おにぃ」


抱きつかれました。俺まだ正座してるんだけど?


「ちゃんと着替えてきたな、よしよし」


俺の上着だけだった幼女は制服に着替えていた。なでなで。


「なんで制服? 」


「菫先生に途中で会って渡されたのよ、手続きはもう終わってるらしいわ」



なでなで


「手続き? とりあえず教室に行きますか。」



なでなで



「いつまで撫でてるのよ」



「おお! 無意識!」


幼女の頭から手を離した、無意識って怖いな〜


「……ん」


幼女は残念そうに俺を見上げてくる


「また今度な」


頭を軽くぽふぽふした


「……わかった」


子供は理解が早い


「んじゃ行きますか」



足が痺れて転んだことは、言うまでもない。




〜〜教室〜〜



「と! ゆうわけでこの教室に新しい仲間が加わる、入ってこい!」


ガラガラ!


「…………」


「どうも」



入った瞬間突き刺さる視線、これはいつやっても馴れない。

皆不思議そうに見ている、それもそのはずだ。新しい仲間とか言って入って来たのが、俺なのだから


「先生、草壁様は既にクラスメイトだと思うのですが。」


よく言った! 後、様呼びは止めてくれ。純粋にくすぐったい。


「そいつの腰にくっついてる方だ、出てこい小動物。」


ヒョコ「…………。」


サッ「…………。」



顔だけ出してすぐ戻ったな



ざわざわ…



「なんですの? 今の可愛い子は…」



ざわざわ…



「草壁様の隠し子!?」



色んな噂が広まり始めてるな〜、なるべく迷惑にならない噂にしてくれよ〜



「黙れ」



ピタッ……しーん



紫堂の一言で教室のざわめきが止まった、女の子によっては涙目になり体が震えはじめてる子もいる



「草壁、自己紹介を代わりにやれ」


「はいはい、この子は俺の妹で名前は……(しずく) 草壁 雫って言うんだ。少し無口で人見知りが激しいけど、いい子だから皆仲良くしてやってくれ」



名前は速攻でつけたけど大丈夫かな?



「おにぃ……名前……」


「ああ、お前の名前は雫だ。嫌か?」


目線を同じにして聞いてみる。


ふるふる


「じゃあよろしくな、雫」


なでなで


「……ん、わかった」


よし、大丈夫そうだな


「自己紹介ご苦労、席は草壁……護の隣で構わないな、右の席のモブ女! 後ろ下がれ!」


「ひどいですわ!」


モブ女は抵抗したが、紫堂の一睨みで下がった。あの一睨みはしょうがない。


「さて、これから新入生の小娘共に楽しいイベントをくれてやろう」


ざわざわ…ざわざわ…


嫌な予感しかしないな



「お前らがどれだけ魔力があるか、そしてどんな魔法を使えるかを見せてもらう」


「はい」


「どうした? 委員長」


「学園に入る前に測ったと思うんですけど、また測るんですか?」


え? 皆さん測ったんですか? 俺まだ測ってない……


「護は魔力が無いから測れないわよ?」


忘れてましたよ、そして心を読むな



「測定時は緊張してた奴もいたり、やる気が無い奴がいたりと正確には測れてない。だから毎年、私が新入生にあるイベントで測定している」


「はぁ、その測定方法はなんですか?」



聞かれた紫堂は不吉な笑みを浮かべて、答えた。まるでこの時を待っていたかのように……




「私と……鬼ごっこだ」




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