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十話

話がグダグタです、ごめんなさい

『生徒は速やかに空いてる席に座って下さい』


何故俺は椅子に縛られているのだろうか


「早く席につけ~先生イライラして立ってる生徒に拳骨与えたくなるぞ~」



『訂正します、立っている生徒は迅速に空いてる席を見つけ座って下さい!!』


紫堂の一言で会場の席が凄い勢いで埋まっていく、遠目から見ると楽しいな。

そういえば今どんな状況か言って無かったな…まだ準備してて退屈だから説明してやろう、確か紫堂の一言で動き出したっけな…


~回想~


「クラス委員長選挙かな」


三人の候補者を前に発言した紫堂の顔は笑顔でした。

クラス委員長はクラス委員の長だよな、この中じゃ決められ無いのでは?


「クラス委員はどうするんだ?」


「大丈夫だ、私に任せろ!お前らとりあえずホールに迎え、後…草壁待機」


ん?前にもあったぞこの流れ……


「そう警戒するな、悪いようにはしないさ。とりあえずこの椅子に座れ」


紫堂の隣に促された、今回は特に何も無いらしいな、だったら素直に座るか



「さて、何が始まるやら…「お休みなさい!」…っが!」


バカな!…何が……起き………たん……だ




ここまでが俺の覚えてる記憶だ、回想とかいらなかったかもな、短い回想だったが生徒が全員座ったようだ


『ではこれより、紫堂教官独断イベント! 草壁君の百の質問を始めます!』









……は?






クラス委員長とかの話は? 俺に百の質問? 百!?

扱いが珍獣みたいじゃねーか、まぁ百も質問なんか出ないだろ…



「クラス委員がじゃんじゃん聞いていくから草壁には全て答えて貰う、答えられない質問は…答えろ」


「答えられないのは無理だろ! 後答えづらいのはどうするんだ?」



いきなりのイベントに動揺がかくせない、冷や汗やら手汗やらが溢れ出てくる!

答えづらいのは別に答えなくても大丈夫だろ? え? ダメなのか?



「私が困る質問は答えなくていいぞ、それ以外は駄目だ。答えなかったら罰ゲームだ。」



マジか…もう諦めて流れに身を任せよう。あいつに何を言っても駄目だ。


「ちなみにうちのクラスからは三人質問してもらう、クラス委員に立候補した三人だな、一番草壁を困らせる質問出した奴がクラス委員に任命する」


なるほど、つまり俺が沈黙に成る程の質問した生徒が……って待て、俺超怖いけど! どんな質問が来るんだよ!?


『それでは始める前に学園長から挨拶です!』


『急に呼ばれて何事かと思ったら紫堂君のイベントか…後で紫堂君にはわしの所まで来て貰うから、そのつもりで。』


紫堂の顔が苦笑いだ、自業自得だな。


『わしからは余り無いんじゃがな…軽くクラス構成の説明だけでもさせてもらうぞい、学年ごとにクラスは5つ、クラスは毎学期ランダムにメンバーを変える予定じゃ。今年から紫堂君がイベント係になったため……先輩方には働いてもらう流れじゃ、死なない程度に働くんじゃぞ? 』


イベント係ってなんだ? 働く? 全く意味がわからん、とりあえず体についてる縄を外してほしい、手足が痺れてきた。


『紫堂君のイベント……試練と言い替えた方がいいかのぅ、これは参加するかしないかは自由じゃ、特に学力や単位に響く訳ではないから安心しとくれ。この学園生活を楽しくさせる一つの手段じゃと思ってくれぃ、わしからは以上』


『学園長ありがとうございました、それではお待たせしました! 我が学園初の男子、草壁 護とはどんな男子なのか! 皆さんで質問しまくって丸裸にしちゃいましょう!』


司会の一言でクラス委員が自分のクラスから質問を集め始めた、なんでもいいから縄を外してくれ、手足の感覚がなくなってきた。


『クラス委員は集計が終わったら菫先生に渡して下さい……あ、もう終わりですか? じゃあ質問始めます! 草壁君から何か一言お願いします!』



「縄を外してくれ、もう逃げないから。」


もう俺の腕は紫です、凄く綺麗な紫です。

先輩が来て外してくれた、いやー危なかった。もう少し綺麗なラベンダー色になるかと……手遅れかもしれん


『草壁君が解き放たれた今! 好きになるもよし! 嫌いになるもよし! 質問を始めます!』









30分後



いやー全然心配無かったわ、好きな色〜とか好きな動物〜とか冒頭に(好きな)がついてる質問ばかりだった、これなら簡単に百なんて終わりそうだな………


『50個目の質問です! 紫堂教官が推薦した生徒三名のうち1人が際どい質問をぶつけます! その生徒は!』


「私、篠崎響子が嫁である護にギリギリな質問をさせて頂きます。」



いきなりボスが来た! 響子さん? ギリギリって何? 後嫁になった覚えは無いからな


『嫁……?……草壁君とは既に婚約済み何ですか?』


「ええ、既に彼の心は私のモノです。誰が何と言おうとも私のモノです。よく言うじゃないですか…○は俺の嫁…それと同じです、護は私の嫁」



会場の空気が…重い…!! これが女生徒のプレッシャーか! 何で急に?

最近の女子はわからんな。


『色々言いたいことはありますが、ギリギリの質問が気になるので篠崎さんどうぞ!』


「護に質問するわ……あなたは私の事を愛してますか? それか結婚したいですか? この二択です」




ド直球だな!さて困ったぞ、愛してるか結婚か……好きか嫌いならまだマシだったな、この二択は響子に対して全力で好意を上げる選択肢。

しかも全生徒の前で愛か結婚……は、恥ずい!


『さぁ! 草壁君答えを!』


急かさないでくれ、俺は今この場所からどう逃げるか考えているんだから


「護、覚悟を決めた方がいい。私に愛を誓うか、結婚を誓うか」


そっちの非常口は……無理か、人が居すぎるな。裏は先生方が何故か立ってるし、俺は……逃げれないのか!?

この約束された運命から脱出しなくては連載が終わる!

連載が何のことだか分からないけどな










「待て」



それは意外な人物からの制止だった



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