第五話【冒険者の世界】#5
冒険者同盟、キュベレー首都店。とてもきれいな外観だ。やはり中世ヨーロッパの町並みに近い。なんで、どこの異世界も中世のヨーロッパなのだろう。科学が発展せずに建造などが進歩しなかったからなのか?まあ、よくわからない。しかし、それにしてもガラスがそこら中の建物につかわれている。ガラスって、こんなに簡単に扱えるほどの技術があるのか?それに使えるほど安いのかな?僕の知識だと、まだガラスなどの工芸品は、発展していないものだと思った。けど、獣人とかもいるわけだから、異世界だからそういうのが僕の記憶と違うのは、仕方ないのかな?僕がギルドの外観や街を見渡していると、ユイナがこっちですよと言わんばかりに手招きしている。
「ごめん、ごめん。すぐ行くよ。」
慌ててギルド内に入る。屈強な男、いかにも魔法を使いそうな帽子を身に着けてる女性がたくさんいた。正面に歩いて、行くと受付らしきものが見えた。カウンターにギルドの管理人いや、職員だろうか、女性の方々がたくさんいた。カウンターの前につくと。多分、職員の人に話しかけられた。
「依頼の受付ですか?完了の知らせですか?」
「冒険者登録をしたいのですが、」
「冒険者登録ですね。少々お待ちください。」
冒険者登録ってお金必要だよな。
「冒険者登録ってお金必要だよね?お金持ってないんだけど…」
「そうだったわね!まぁいいわ。助けてもらったし、登録料くらい出してあげる。」
「そんなに簡単に出せるような金額なの?登録料ってそんなに安いの!?」
「そこそこ安いかな。冒険者やってれば、全然取り返せるし。」
とか、話していると。職員さんに話しかけられた。
「冒険者登録の紙です。記載事項の記入と、水晶に手をふれてください。」
「はーい。」
渡された紙を見たときに、あ、駄目だ。字が読めない。
とりあえず、なんて書いてあるのか聞かなくては、、、近くにいたのは、ユイナ!
「ユイナ、これなんて書いてあるの?」
「え!?読めないんですか!」
「ご、ごめん。」
「ここは、職業って書いてあります。」
「えーと、職業。多分、剣士でいいはず。年齢16歳。性は、男と。」
すると、ユキナが近づいてきて。
「あんた、16歳だったの!同い年じゃない!」
ふたりとも16歳だったのか。気持ち的に、同い年だと会話とかしやすいな。
「てっきり、年上かと思っていたわ。」
「いや、こっちが歳上なのかと思ってた。」
「16歳であの強さはすごいわよ。」
「そ、そうなのか?」
「英雄にでもなれそうね。目指してみたら。」
笑いかけながら言われた。なんで、英雄なんだよ。でも、あんがい間違っていもいないような気がする。異世界人とかだと、英雄、もしくは勇者なんてことのほうが多そうだもんな。というか、ユイナに教えてもらいながら書いているけど、記載事項に、その他って書かれてるけど、ここに異世界人みたいなことを書かなければならないみたいなことないよね。でも、できる限り隠しとうすつもりだ。この世界にどのくらいの異世界人がいるのかわからないし、バレたら国の保護とか、もしくは国に狙われるような存在になってしまうかもしれない。生きて、あっちの世界に戻ることを目標に冒険者活動はしたほうがいいのかもしれないな。自分のモチベーションのためにも。あそこまで剣が強ければそうそう簡単には死なないだろうな。でも、肉とかに剣が挟まるかもしれないし。剣技は磨ける限り、磨いていくべきだろう。体格も少しは良くしたほうがいいかもしれないな。さっきみたいに変なのに絡まれないようにするためにもいかつくなろうかな。いや、やめておこう。大変そうだし。
なんか色々考えてたけど、記載事項は、こんなもんか。あとは、水晶を手で触る。
触れると、水晶が光った。その後に、水晶職員さんが裏に持って行った。なにをやるんだろう。単純な疑問である。一、ニ分持っていたら水晶と黒色のカードを持ってきた。黒色のカードが、ギルドカード。ランクが上がると、色が変わるらしい。異世界らしいな。黒色は、Gランク。この下に白色のHランクがあるらしいが、魔物討伐をしたと言うことからGランク、スタートらしい。この上に、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSSランクとあるらしい。Fまでが初心者。Cまでが熟練者。Aまでが上級者。Sから上は、ほとんど出てくることがない。いわゆる最強級らしい。SはたまにいるがSSは、三百年に一人出るかくらいらしい。魔物討伐の依頼や薬草集め、ダンジョン攻略などでランクを上げられるらしい。ダンジョンは、魔物が多いから、収益は、いいがやられて帰ってこれないやそのまま亡くなってしまうことが多いらしい。ある程度の説明を受けた。試しに、今の自分にどんなスキルが有るのか知りたくなったので、ギルドにある「ギルドカード読み取り水晶」にギルドカードを入れてみる。そうすると、水晶に自分の名前、性、年齢、職業などかいてあった。水晶の下の方にはスキルという項目と魔法適性という項目があった。魔法適性は自身のわかっているものにのみ表示されるようになっているとのことだ。ちなみにこの世界の言葉で書いてあるから俺には読むことができない。スキルに「聖魔剣の使い手」とかいてあるらしい。あの剣、聖魔剣って言うんだ。スキルにもう一つかいてあった。しかし、これはユイナにも読むことができないらしい。どこの国の言葉か、わからないから読めない。この国の言葉ではないっぽい。それに、地球の何処かの言葉でもなさそう。だけど、これだけは読める。数字の7が一番後ろに書いてあることに。これは、どういうことなのだろうか。なんか、特別な力でもあるのか、もしくはなにかのカウントなのかもしれない。簡単にギルドカードの情報を見終わってから2人にに連れられて、裏にある訓練場に行かされた。転移者で元日本人で魔法とは無縁の世界にいたから特別な理由とかがないと、魔法属性とか持ってない気がするんだよな。とか、思っていると、ユイナから小さい色のついた石を渡された。なんとも不思議なことに、これに魔力を流すと、光って魔法の適性がわかるらしい。という、なんともありきたりな話である。てか、まず俺に魔力があるとすら思えないのだけど。とりあえず力を入れると、石が光る。らしいけど、赤、青、緑、茶、白、黄、桃、紫の石は、なんもなかったけど、黒と無色の石が光った。ていうか、数多すぎるだろ。どうやら俺の、属性は、闇と無らしい。無ってなんだよ。でも、無属性魔法もありきたりだよな。予想では、支援魔法といったところだろうか。
正解は無属性魔法は、自己呪文らしい。闇はデバフと召喚獣とかが一般的らしい。転移者だから強い能力があるわけないが、魔法属性があるとは思わなかった。思い出せば、人が近づいてこないのって、闇属性のせいだったりするのだろうか。
確認ができたからもう一度「ギルドカード読み取り水晶」に、カードをいれる。水晶にさっきまで書かれていなかった魔法適性という項目のところに闇魔法(下級)と無属性魔法(上級)と文字が書かれているらしいが読むことができない。ユイナに説明してもらいながら、魔法適正という項目のところに、闇と無と書かれてあるらしい。でも、無属性魔法には上級って書かれているのだろうか。不思議ではある。今度でいいか。
いい加減、不便だな。流石に読めるように勉強しないといけないな。今度、どっちかに教えてもらおう。




