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3日間の異世界転生  作者:
一日目編
3/18

一日目② 思い出した記憶

初投稿なのでだいぶ雑です!

多目に見てくれると嬉しいです!

「久しいな…俺」


もう頭がパンクしそうだ。次々とわけの分からないことを言われる。


魔王は続ける。


「さぁ…こっちに来るんだ」


僕は動けずにいると、天井から大きな音が聞こえてきた。


ドカンッ!!


爆発したような音だ。思わず耳をふさぐ。


次に耳に当ててある手を目にうつす。とても眩しかったのだ。何も見えないような暗闇から、突然光が漏れ出てくる。


洞窟の天井に穴が空いたのだ。そして、何も見えなかった魔王の姿がようやく見えた。


白い髪、神話にでてくるような服、美しい輪郭、目は光がない。


その姿に僕は驚く、魔王は”女性”だった。


いや、驚くべきとこはそこじゃない。魔王は…


左目から上が”なかった”のだ。


またしても動けずにいると、今度は別の人の声が聞こえる、なくなった天井から入ってきた人だ。おそらく、さっきの爆発もこの人がやったのだろう。


「なんでお前たちはホイホイとこの洞窟の中に入っていくんだ!?」


呆れたようなその言葉は僕に発せられていた、その人は言葉を続ける。


「ここは危ないぞ!早く逃げろ!」


やっとここで、僕は状況を理解する。


僕は今、死ぬかもしれない状況にいるのだ。


3周遅れくらいで流れてくる恐怖感を頼りに、僕は走ろうとする。


「おっと」


しかし遅かった、魔王が手をグンとあげ、僕が逃げようとした道の地面が飴細工のように伸びていき、天井とつながる。


壁になってしまった。逃げ道がなくなったのだ。


「くっ!」


さっきの人が声をあげる。


彼の容姿は茶髪でオールバックの髪、重そうな鎧、背中にある太い剣、彼は騎士かなんかだろう。


騎士は跳んだ、重そうな鎧なんかものともせず。


騎士の着地地点に魔王がいる、騎士は背中から太い剣を取り出し、魔王に斬りかかろうとする。


「おりゃあああああああ!!」


凄い迫力だ。


その覇気にふっとばされそうになるくらいに、


だがその攻撃は魔王にとって、とても隙だらけだったようだ。


ガシッ


魔王は剣を片手で掴み、こう言う。


「次こそ私の勝ちだな」


そう確信している顔だ。


一方、騎士は滝のような汗を流しながら、こう言う。


「へへっ…どうかな?」


次の瞬間、魔王と騎士の周りから爆発する。


そして僕は、本当にふっとばされた。


ドンッ!


壁にぶつかった。すごく痛い…


僕は体制をなおし、ジンジンと痛む背中をさする。


煙があがっている。


魔王と騎士の姿がよく見えない。


だが次第に煙はなくなっていく、魔王と騎士の決着は、


_______魔王の勝ちだ。


「ぐっ…がががが…」


騎士は首を絞められている、魔王の美しい腕に。


ミシッ…ミシッ…ミシッ…


首から嫌な音が鳴る。


今にも折れそうだ。


もう終わりだと思ったその時、”何か”が魔王を撃ち抜く。


魔王は絞めている手を離し、騎士はそのまま地面に落とされる。


撃ち抜いた”何か”は”矢”だった。


「やってくれたな…スービぃ!!」


知らない名前を叫ぶ。


その”矢”は、光の粒子となって消えた。


撃ち抜かれた魔王の体から、”矢”とは違う光の粒子が出てくる。


その粒子は、僕の胸に…


!!!!!!


胸に当たったその時、記憶が流れてくる。


_______僕は、全てを思い出した。


       〜真っ白な世界〜


魔王がいる。


スービ「ねぇ、戻ってきてよ!」


ビーナ「そうだよ!またあの時みたいにさ!」


魔王「戻らないと何度も言っているだろう!」


「それに…もう遅い…」


スービ「ねぇ!行かないで!お願い…」


魔王「…………」


ビーナ「ナースぅ!!」


ナース「…………」


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