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3日間の異世界転生  作者:
三日目編
17/18

三日目④ 復活

初投稿なのでだいぶ雑です!

多目に見てくれると嬉しいです!

2つの閃光が僕の前を通る。


その光に僕は叩き起こされ、あることに気づいた。


ミミズのような黒いムチが真っ二つになっている、そして男が立っている。 


その男とは、ナイトだ。


「ナイ……ト……?」


口から自然と言葉が溢れる。


「待たせたな……」


彼はそういう、怒りに満ちた声色で。


彼はブレイを見ている、彼の目に光はない。


そしてそのまま、魔王に近づく。


だが、ナイトの様子がおかしい、ふらふらした足つきで魔王へ近づいていく。


「さぁ……来いよ、殺してやる」


「まだ完治してないんだろ? その前に回復し、お前を殺す」


「そうかい」


ナイトは静かにそう言い、震える足をまた一歩前にだす。


僕に、とんでもない悪寒が走る、このままじゃナイトは殺される。


そしてその予感は、命中した。


「ッ」


ナイトが剣を落とす、今にも倒れそうな雰囲気で震えている。


だいぶ無理をしてきたんだ、あの怪我がこんな簡単に回復するわけない。


脇腹の血が止まらない、もうすぐで僕も死ぬ、魔王を倒しても、この血が止まらない以上魔王に取り込まれるしか助かる道は、でも……そんなの……


魔王は、もう腹まで治ってしまっている、このままじゃ足を回復され、ナイトと僕……そして全世界の生物が殺されてしまう。


どうする、どうする、どうっ


僕はスービに言われたことを思い出す。


その異世界で魔王を倒せば現世に戻れる。


現世に戻るといっても、どうやって戻される?


もともと魔王だったやつを、そのまま元の世界に帰すのか?


そしたらまた、同じことになる可能性がある、だったら、記憶の消去?


……できないことはないはずだ、実際、ナースは記憶の消去もできていた。


記憶の中に、そうある。


とすると、この怪我も治される?


仮に記憶を消しても、この怪我がある以上、すべては元通りにはならないだろう。


じゃあやっぱりこの怪我は……


……確証は無い。


でも今はそんなことを考えてる暇はなかった、気づけば僕は立っている。


そしてそのまま、走った。


今は脇腹のことなんかどうでもいい、ただ魔王を殺す、それ以外に方法はないんだ。


僕は右手からムチを生やし、ナイトの剣を拾う。


だがナイトと剣は……


ガキッ!!


「甘かったな……!」


魔王のムチによって、折られてしまった。


「もう終わりだ! お前も死ね!」


そのムチは僕の胸へ。


…………………………………………………………………………………………………………………………


「がはっ……!」


悲鳴を上げたのは、魔王だった。


魔王の胸には、矢が刺さっている。


その矢は、僕の左手から生えたムチが持っている、右手で剣を拾うときに、左手で矢を掴んだんだ。


まず……なんでここに矢があるのか、それは………2つの閃光の時に。


2つの閃光、一つはナイトの剣の爆発、そして二つ目は、スービが放った矢だ。


結局魔王には当たらず、近くの地面へと突き刺さった。


それを拾い、魔王に刺した。


また深く、魔王に突き刺す。


これで……


「終わりだ」


その瞬間、僕は魔王と一瞬繋がった。


おおおっれおおれはっはわ死ぬのか? こっこれこれで……おっ終わるのか?


まだ……死にたくない……


そして次にナースと繋がる。


やっと……これで……終わるんだ! 僕はスービとビーナを、殺さずに済んだ。


それだけで……もう、充分だ。


もう、何も考えなくていい。


後は、罰を受けるだけ。


そして、僕は_______


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