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レベル1の勇者は新生活を始めます~こいつが男にモテるわけがない~

この世界に名前は戻っていった。

それは新しいスタートにある。

しかし、


「始まりも終わりもあるもんか」


僧侶はかなり不服な顔で、2度目のお見合いをセッティングしてあげた。

もちろん、その相手の1人は……勇者である。


「あの、…………僕としては、……あなたの傍にいたいです」


レベル100000というステータスの暴力を持つ存在が


「どんな人でも良いじゃない。そんな気持ちをあなたになら思えた。雰囲気も魅力的で…………結婚……という形は早くても、……新生活という形で、同棲したいです!」


1人に恋愛感情?……しかし、妥協という言葉も違う。

この人なら自分のためになれるっていう、結婚とは


「お互いを思い合って………とは言うけどなぁ(勇者は年上が良いのは事実だけど)」


その一生を共にするパートナーを決めること。勇者の存在が、……世界の混乱の一因とはいえ、善良寄りの存在であるからこそ、世界としてはかなり救われていた面が多い。ただもし、自分が衰え、あるいは失った時。その遺伝子がどうするのか、不安がある。

そこらへんが人間らしさ以前に、生物的な弱さを出してしまう。言い方を悪く言えば、こいつは生まれてくる世界を間違えてしまった。対等な・そんなグループがあったら、勇者にだって弱者との交配に怯えたりはしないだろう。


魔女ルチも年齢的に1人が限界だろうしな~(っていうか、あいつもいい加減、男見つけろ)」


開き直ってその遺伝子を残すタイプだったら、恐ろしいもんだ。

自分にはまだ仲間がいる内に、その進退を明確にするべきだと、……勇者は判断した。


「イヴさん!!あなたの事が好きです!!」

「……………………」


表情は正直、……退いているんだけれど。顔が赤らめているのは事実である。

このイヴさん。このイヴさんは…………


「いやー!こんな思い切った告白ができるようになって!!あたしも嬉しいですよ!!勇者様に紹介した身として、誇らしいです!」


天使ちゃんこと、エスウィルちゃんが紹介してくれた、その人は


「ちょ、ちょ、ちょっと!そ、そのすぐに告白するのは…………エスウィル!!ちょっとこちらに来なさい!!」

「はい?」



イヴさんこと、あの女神様であった。エスウィルの上司である。

イヴは一度、席を退室する許可をもらい、エスウィルにどーいうことか分かりやすく説明するためか。


「ど、ど、ど、どうして勇者様は私に恋をするのよ!?なにこの展開!?なにこのオチ!!?歳の差分かってる!?種族の差分かってる!?」

「いや~~。そうは言っても、女神様も元を辿れば、生物なんでしょ?女性としての」

「そうだけどそうだけど!!違うわよ!このオチ!!というか、勇者様!私と会ってすぐに好きになるって何!?似た者を感じたって何!?」

「規格外なのはお互い様ですし~。結婚って、必ずしも、一番好きな人を選べるわけじゃないですからね~。女神様もその辺分かってるでしょ?」

「えええぇぇぇ!!?」


唐突な展開に女神様自身、驚きを隠せないのであるが……。

エスウィルや僧侶などからすれば、……この勇者様とお付き合いができるのは、



「「「「あなたしかいない」」」」



そしてなにより、事の発端。つまりは、世界に名前が消えてしまった最大の原因。その責任とその用途を知ってしまった僧侶達からすれば、



「「「「あなたしかいない」」」」



勇者がその辺をキチンと把握したわけではないが、対等な存在には対等をぶつけるのは確かである。

お互いを監視し合えるためにだ。


◇           ◇


遡ること、勇者と僧侶が魔王の娘(ミスキー)ちゃんによって過去に跳んで、眠っている時だった。


「どーいう目的だったのかしら?その”スキル”」


妃様エリー女神様イヴに尋ねた。その質問は明らかに、世界を混乱に導いたスキルについてだ。


「その”スキル”の真の目的は…………」


乗せられる形でついつい言ってしまった。そんな危険なスキルを、そんな目的で


「婚活してる女神達が失敗しまくるようにするスキルなのよ!!私が婚活……いや、神婚活の失敗記録が続いているのは!周りに若くて初々しい女神達が現れ続けるから!!良い神様達はこぞって、若い彼女達を選びやがる!!だから、女神歴の長い私は、若い女神達の名前を消すスキルを作り、彼女達を蹴落とし、私の次の婚活が成功するようにと企んでたのよ!!!名前を失えば、結婚なんてまずできないわ!」


………………………沈黙の場。動いたのは



「あ、今のなしね。聞かなかった事にして」



ドガシャアアァァァッッ



女神様イヴが全部暴露し、少しは絶句という形で逃げるチャンスも与えたのに、それを不意にする発言までするもんだから、妃様エリー魔女ルチの最悪タッグに一瞬で力ずくでとっ捕まる。その様子を気の毒というか、当然そうにみんなが見ている。


「……神様の婚活?……よーするに、人の婚活を邪魔するために、作ったスキルなわけ……?」

「じゃあなに?世界の混乱の半分は、あなたにあるって事ね?全身を爆弾に変えてあげるわ♡」


特にこの2人に睨まれたとあったら、勇者とて命の覚悟をする。そして女神様イヴも口を滑らせてしまった事に


「だ、だ、だから!今のなし!今のなしね!!そ、そ、そーいうつもりじゃ…………」


心拍数が跳ねあがる事で息が荒くなる。女神と生物の違いはあっても、そこは同じか、

商業娘ニスターちゃんはため息をつきながら



「嘘ではないようだな。……混乱の種は何気ない事が常とも言うが」



女神様イヴの息が荒くなった空気の流れを読み取り、必死の言い訳はまったく信じてもらえなかった。それが事実だと分かれば


「若さへの嫉妬は分かるけどさー、あんたダサくない?私、無理だわー」


遊び人(安楽遥)ちゃんは自分に嫉妬する年上の女性をイメージして吐き捨ててしまう。


「人として終わってるわー」


そこまで言うのは酷くない?彼女は人じゃないけれど…………。

遊び人(安楽遥)ちゃんとしては、そんな行き遅れな奴にはならないと、決心しているようだ。


「人の恋路を邪魔したい。分からなくはないです」

「お、お姫様って寛容なんだな」


一方でお姫様(サンシア)は、女神様イヴの行動や気持ちには少しの理解。自分自身、生まれ持っての不幸を知っているからだ。誰かの幸せを妬ましく思うのは、少し前にあったくらいだ。

それを振り払えないこと…………。


「でも、私より不幸な生立ちではないのに、そうなるなんて可哀想…………モテないって罪ね」

「余計傷つくんですけど!!」


自分は不幸な人だと思い詰める人が、自分よりもメンタルの弱い人を見る……そんな気持ちを、高尚な女神様が感じるとあっては、……。しかし、不幸自慢なんか


「相手を蹴落とすんだったら!婚活ルールに沿ってやるべきです!!若さとか美貌とか!!性格とか!!家事力とか!!経済力とか!!」


グサッグサッグサッグサッ


この場にいる女性達に体の後ろから巨大な槍を刺すかのような、そして、自分自身も刺されている事に気付いていない。女武術家()ちゃんの発言だった。

しかし、もっともな意見。男性を見る目が女性にあるように、男性にも女性を見る目がある。

この中にいる女性達が平等に婚活を始めたら、お互いが



”こいつよりはマシやろ…………”



という気持ちで包まれるだろう。

そんなもんだ。人を測るということに。

勇者と僧侶が眠っている間に、この女性達の気まずい空気を動かしてくれたのは、やはり既婚者である。


「ま、まぁまぁ!皆!落ち着こう!!と、ともかく勇者と僧侶くんを待とうではないか!」

「あなたはいつもそうね」

妃様エリー!しっかり爆弾をセットしたのであろう!女神様だって逃げやしない!」


爆弾にしたから大丈夫ってのは、どうなんだろうと思うが。


「いつ目覚めるか、どう世界が変わるか分からんし!勇者が起きたら、パーーっとサプライズせんか!?結果発表にすぐ移るとか!」


なんて突拍子で具体性の欠片もない提案をした王様。

そーいうことは


「僧侶に任せなさいよ。肝心の彼が寝てるけど」

「過去に行かせる事を提案したのは、魔女ルチさんでしたよね?」


魔王の娘(ミスキー)ちゃんがわざわざ確認したのは、結局この状況が変わりないこと。だが、それを破ってくれたのがいた。


「……ねぇ、女神様イヴ。さっき、婚活って言ってましたよね」


村人(ミチヨ)ちゃんの一言だった。


「だったら、勇者様とこの後、お見合いをしたらどうですか?」


勇者とのお見合い。それは天使エスウィルちゃんと妃様エリーを除けば、みーんな、そーいうことをさせられたわけだ。


「ははは、なーに言ってんの?私は女神様イヴよ!いくら勇者様といえど……釣り合わないじゃない!考えれば分かるじゃない!」


女神様はなんで自分が人間とお見合い……レベル100000の勇者であろうと。自分に対して


「釣り合わないじゃない!私の理想の神様は、」


悦に入ってしまう。


「やっぱりイケオジみたいなお方で!金髪サラサラヘアーで、私が上目遣いをするにピッタリなくらい背が高くて、優しくてカッコ良くて、夜はそれでいてワイルドな方!私の手料理を笑顔で美味しいと頂いてくれる、神様が好みなの!!それでもちろん、神様としてのお仕事もしっかりこなして、私の悩みなんかもしっかり聞いてくれる……………」


惚気話ならいいが、理想とやらを語られると、同性として


「「「あんた、モテないでしょ」」」


その言葉で怒らない男達は多くても、女性としては少ない方だろう。

アピールしている者が気付かれないってのは、相当なダメージである。


「な、な、なんでよーーー!!私は自分が言われたくない事は言わないタイプです!!」

「そー言いながら、周りがいない場とか反論されない場では悪口ばっかりなタイプじゃないですか?」

「婚活してる場でその口は出してないわよね?」


一般寄りの人間達に言われ、


「女神様にしては少しその……力任せというか、乱暴というか……少なくとも、男性が好む女性じゃないですわね」

「そのお歳で容姿に拘ってるのはちょっと……」

「時には相手の気持ちや立場を考えてください!」

「……ま、いつまでも若いと思ってないでね……」


特別と言える人間達に言われ


女神様イヴの手料理なんて食べたら、相手が死んでしまいます!自分だって怖くて、味見もできないくせに!!」


バギイイィィィッ


「五月蠅いわね、天使エスウィルちゃん!!別にその点は妥協できることよ!!相手方の手料理を食べて、私が笑顔になればいいし!!家事も仕事も神様がやって!!」

「「「お前、女神様だろ」」」


いや、それだから男性に見向きされねぇーんだって…………。

天使エスウィルちゃんにだけは扱いが慣れているせいか、自慢の剛腕を見せつける。

しかし、そんなプロフィールを持ってる女神様だからこそ。

同棲していた4名から説得される。


「だったら、なおのこと、勇者様が理想の相手だと思いますよ!」

「そーそー!家事力めっちゃあるし!家作りまでできるくらい、家庭的だし!たぶん、服とかも作れるんじゃない?」

「趣味趣向は凝った奴だが、金の無駄遣いはしないし、相手を立ててくれる男に違いないしな」

「ウチから見ても!勇者様はめっちゃ強いです!それだけで女神様イヴと対等なんじゃないですか!!」


こーいったところは、お見合いだけでは分からなかった事。

同棲して初めて分かる、発見。


「……これ以上のトラブルを抑え込めるとしたら、勇者しかいないわね(こいつも悪いけど)」

「き、妃様の考えは分かりますぞ!儂としては、なんとも複雑じゃが、……世界のためなら!!」

「父上を倒した勇者様なら、神様とだって戦えますね!!」

「ん~、私もお譲りしますわ」


そして、勇者の強さを理解されている方々にとっては……

なによりも、……


「…………複雑だけどね。けど、その……」


魔女ルチだけは、唯一の反対というか、意見を求めた。


「この方を僧侶に”相性”で見てあげてからにしない?もちろん、勇者と僧侶にはこの事は内緒って事で。……僧侶がOK出すなら、私もOKする。……勇者にだって、幸せになる権利があるからね!」



まるで、姉のような立場からの意見だな。



◇           ◇


そんなやりとりがあったところで、僧侶に女神様を見てもらったら


「なぁ、この存在をどうして先に紹介しないんだよ。天使エスウィルちゃん」

「え~?あたしのせいですか?これは行き遅れで暴力的な年増ですよ~」


殴られた事を根に持つような返しをする天使エスウィルちゃん。

一方で僧侶は今までの苦労がなんだったのかと、落ち込むレベルで


「あなたとしても、勇者が適任ですよ。結婚には妥協がありますけれども、長い付き合いを考えれば」

「え~…………」

「逆に考えて、天使ちゃんが勇者に変わると思えば……」

「あー、なるほど」

「僧侶ーー!?そこであたしを引き合いに出さないでー!」


僧侶の中では魔女ルチが一番、相性が良いと思っていたが。それを若干上回るくらいには、女神様と勇者の相性が良い。お互いの欠点や求める点が見事に噛み合っていること。

勇者が魔女ルチを強引に選ばない、選べないことを考えつつ。雰囲気が魔女ルチに似ていて、それでいて似ていない部分を勇者が補える関係。ある程度の距離間で接する事が出来る点。実力的にも互いに差が少なくて、勇者の凝り性からいって女神様のお手伝いは良い話しだと思う。


化け物には化け物をぶつける理論。


「し、失礼します。勇者様ー」


勇者も初対面。女神様の印象は、……魔女ルチと出会ったかのような、雰囲気であった。


「!……………」


一体何者だろう?

3連続で殺し合いをされた勇者が身構えて迎えつつも、まったく戦意が感じ取れず。


「私、勇者様を影ながら見ていた者でして。……その、……見合いなどという席で言うことではないのですが」


恥ずかしいという表情で、女神様は自分のご事情よりも先に、世界をとった。


「この名前のない世界を、戻してくれませんか?」

「……!!」


……事情を知っていることで、勇者の心が大きく動いた。

それはこれまでのお見合いや同棲が影響していた事も含め、女神様イヴのすぐにかけた言葉が大きかったのだ。

決心はしていたが、その決心にすぐ、新しいもの。新しいことがやってきた時。


「僕の名前が分かった時に、もう一度」

「………………」

「あなたと出会いたいなぁ」


…………自分の好みじゃないんだけどなー。

けど、結婚の果ての1つなのかな?



◇          ◇


自分が誰かと約束するのは久しい。

そして、その約束を叶えにやってくるなんて、異常者と言える。



「わぁっ!!」


村人ミチヨちゃんは彼を見つけるとすぐに走った。


「お久しぶりです!!」

「うん。……ミチヨちゃんも元気だな」

「そりゃあもう!!だって、沢山沢山、王国からご褒美をもらって、農場!新しくしちゃいましたー!!私、ここを継ぎます!!」


あの出来事から半年ほど、同棲生活に選ばれた彼女達には王国から報酬が与えられた。散々な同棲生活と言える、初めて飾った彼女に会いに来た彼は


「君との約束。君の村を見て、君の家を建てようと思うんだ」

「ちょっとー。それって私達が結婚したみたいじゃないですかー!でも、本気ですよね?ね?」

「うん。……相変わらず、がめついね」



トンカントンカン



彼は、ミチヨちゃんに手作りの家をプレゼントし、お別れの挨拶をした。そして、3人に会いに行くと分かっているからか。


「おすそ分けです」

「トマト……」

「遥ちゃんとニスターさん、禅ちゃんに会いに行くのでしょう?だから、これを渡してあげてください!……実は、3人とは今でもお付き合いが続いてるんですからね!」


よーするに、逃げないようにって事だ。

彼はそんなことないって笑顔で、ミチヨちゃんに微笑んで飛んでいく。

次は、安楽遥ちゃんだった。


「!おー、来たか!」

「うん……って…………その恰好」

「にひひひひ、バニーガールで迎えるって言ったじゃんか!実はお前の分も用意したぜ!それとこれ、イヴさんに着させてやりないよ」

「ぼ、僕そんなにバニーガール好きじゃないけど……」

「なーに言ってんだよ!!女の子のエッチな恰好は、誰でも男は好きだろー!!よーし、沢山、ヤルぞーー!全部溜めたもんを出す!!」

「いやっ、ちょっ……わーーーーっ!!」


彼女には相変わらず振り回され、……一線を越えないという条件で、色んなコスプレとポーズを写真に収められてしまった。……男として恥ずかしい限りであるが


「な~、お互い浮気したくなったら、会ってくれるよな?」

「…………うん」

「絶対だぞ!だから、……浮気すんじゃねぇーぞ!!」


お互いに今日の関係で終わって、次からは友達としてになりそうだ。



「ふーっ…………忙しい」


安楽遥ちゃんの次は、ニスターさんだ。

しかしながら、


「すまないが、ニスター様は現在多忙で、部外者には会えないと」

「そ、そっかー…………」

「渡すモノがあれば受け取っておくが」

「じゃあ、このトマトを……できれば、会って話しでもしたかったんだけど」


仕事が忙しいという理由で会えなかった。


「トマトか。では、ニスター様から預かっている手紙を渡そう」

「え?」

「……そーいうことだ」


ミチヨから渡されたトマトと交換する形で、ニスター直筆の手紙をもらった。

三つ折りになっている手紙を読むと、最初にはデカデカと


【真剣になれそうな”初恋”は叶わなかったぞ!】


「…………………!」


ちゃんと手紙を開けば



せっかく、会いに来てくれるのに


こーいう形にしてすまない


こちらの仕事が忙しくて、手紙で思いを伝える。


また会ってしまうと私はもう、結婚が出来ないと思った。


だから、こうして区切りをつける意味で手紙にする。


私の結婚式には、友人代表として呼ぶから。

嫉妬するくらいに幸せになるからな



           ニスターより



「ニスター様。ホントによろしいのですか?」

「…………当たり前だろ!会ってしまえば、縁談話のあれこれに集中できなくなる!……きっとお互い、私達が相性が良かったと思う。……くやしいなぁ」


人の初恋の相手と出会っちゃったら、そりゃあね。

あいつよりも短い時間で私はさ……。

もしも、あいつが最後に私を選ぶのなら……まぁ、……会ってやってもいいかな。


「………………」


ちょっとしょんぼりしつつ、もう一回、最後に会いに行こうかと思ったが。きっと会えないと感じた。それにそれは……ニスターではないからだ。


「!!」

「お覚悟を!!」


禅ちゃんの道場に訪れると、そこには


「え?」


すっげー意外というか、一番の変わりようが彼女だったのだ。

すぐに襲い掛かってくると、ドキドキしながらやってきたのだが。彼女はそーいう状態じゃなかった。


「実はですね。サンシアちゃんとエリーさんのご紹介で、殿方を紹介され、……その。今、私のお腹の中に子供が……」

「そ、そーなんだ…………」


若さって怖い。

そして、会った時の幼そうな口調も消え去っており、礼儀作法が身に着いた感じに禅ちゃんは成長していた。


「道場の方はもうすぐたたみます。ここからお引越しです」

「じゃあ、今は」

「花嫁修業中です!ウチ……っと、私だって、家事はそこそこできるんです」

「もう武術の方はやらないの?」

「い、いえ!道場は辞めても!武術は続きます!!殿方もそーいう方ですので、意気投合してるんですからね!」


道場の方は辞めてしまうそうだが、引っ越した先で子供達に簡単な護身術を教える仕事を始めようかと夢を語ってくれる禅ちゃんだった。それにしても、4人の中で結婚&子持ちの一番乗りが、禅ちゃんだとは本人含めて誰も想像してなかっただろう。


人とは変わるものだ。


「………………」


そして、勇者は禅ちゃんと別れた後。次に向かった場所は、本当に今も信じられない地。ここに彼女が永眠されているとのこと。


「エリー様がお亡くなりになられるなんて、信じられません」


……なんと、あの妃様が亡くなってしまったのだ。それは本当に突然の話であり、彼女の葬儀は王国の関係者達で秘密裏に行われたそうだ。勇者はそれに出席する事ができず、今になって、彼女のお墓の前に立って報告をする。


「………………」


【王女、エリー……ここに永眠する】


「………………」


勇者は墓に刻まれた彼女の名の下にある文字を見つけてしまう。


【ただし、必ず息子の無念は晴らす!!】



ドゴオオオオオオオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーンッ



……ここは死者の魂が安らかに眠る土地。それを丸ごと吹っ飛ばす爆弾を仕掛ける。エリーとはそーいう人物だった事を最後まで味わう勇者だった。



「天界までぶっ飛ぶ気分はどうかしらぁ?」

「あ、あ、悪魔かなにかですぞ。エリーさん。墓場ごと爆破って……」


……普通に考えたら、勇者が生きているエリーに会いに行くわけがない。死んだという情報があれば、その墓前にお花を添えるくらいはするだろう。


「あら?巨大なお墓をご用意したのに、無駄になりましたわね♡」

「…………こーいう不意打ちはもう止めてくださいよ」


勇者は当然のように生きていた。半信半疑というか、罠じゃないかという予想もしていた。これでまだ最後じゃないのは、お互いに残念なところだ。


「サンシアちゃんはお元気ですか?禅ちゃんから話を聞いてますけど」

「話題逸らしかしらぁ?」

「サ、サンシアちゃんも縁談に励んでいるようですぞ!わはははは!彼女も色んな道を歩もうとしておるぞー!」


モーリーが勇者の話題逸らしに乗っかって、サンシアちゃんの事を報告してあげる。とはいえ、これから会いに行くわけだ。彼女のスキルが危険な事が分かった上で、エリーさんに言っておきたかった。


「サンシアちゃんを幸せにしてください!幸か不幸か。僕とお見合いをするため、エリーさんが彼女を動かせるきっかけを作ったのですから!最後まで責任を果たすのが、僕があなたにお願いしたい事です!」

「…………当然よ。あなたを殺す事に失敗したサンシアには自由を与えるわよ。でも、なんでも手に入るのが、自由ってわけじゃないのよね?」


エリーはそう言いながら、自分の後ろにいる大好きな夫であるモーリーに上目遣いをしながら、確認するのである。エリーが言うと、大切な事もねじ曲がって伝えているようだ。

モーリーはもう死ぬまで、エリーの言いように扱われるだろう。しかし、彼女と和解できたことは不幸ではないはずだ。悩みが消えたようなホッとした感覚に近い。

ただ一つ。もしもの話だが、この場にエリーがいるという状況でだ。さすがに勇者との内緒話という形にではあるものの


「お前、自分の母親に興味はあるか?」

「いや、特に」

「ならいいや。……もう亡くなっておるし」


……もしや、ここの墓場に眠っていたのかな?

勇者からすれば、生まれた時点で1人のような状態であり、母親という存在……というか、父親という存在だって、随分と肉体的にも精神的にも成長してから出会ったのだ。今更、会って何をという気持ち。亡くなっているのも、なんとなく察していたし。

その話をするついでに


「……複雑なんじゃがな。儂とエリーさんのお師匠が、あのイヴ様じゃ。その方と結婚するって、儂、頭がバグるし、禿るわ」

「……う、うーん。そー言われると、……そうだね」

「じゃが、儂の子じゃ!精一杯、頑張ってこい。イヴ様の恩返しと思えば、儂も良いと思っておるからな!」


こうして、自分の父上とその異母と別れをする勇者。

残り会いたい人は3人いる。

実はサンシアちゃんとは、


「夜のお時間とは……向こうからのご指定とはいえ」


サンシアちゃんも危険な存在であるが、一国のお姫様。

縁談などのお話はもちろん、花嫁修業や政治のお勉強などもしているとのこと。勇者とお姫様が軽く会いに行くなんて、意外と難しいのだ。

彼女のお城に招待される形でやってきたのだが、なんとも……


【衛兵に見つからず、お一人で来てください】


お客様というか、これでは泥棒みたいな扱いじゃないか。とはいえ、スキルをいくらでも使っていいのなら、一般兵だろうが、そこそこの精鋭兵だろうが。城内に潜入するのは容易い


「!お待ちしてました、勇者様♡」

「……ふぅー、なんだか疲れちゃったよ」


薄暗くなっている部屋で、サンシアちゃんと面会するに比べれば、楽なモノだった


「ふふふ、まるで泥棒さん。……ですね」

「うん」

「ですが、本当に泥棒さんなんですよ?」

「?」


そういって、サンシアちゃんは勇者と口づけを交わす。それはここまでバレずにやってきてくれた、ご褒美。

そして、


「私の心の中に入って来た泥棒さんです。勇者などではないんです」

「キス…………」

「反応が薄いですね♡だから、あなたは好みじゃない」


よく見たら、サンシアちゃんの恰好は、お姫様にしては……


「尊敬や感謝を述べるのなら、エリー様が一番。あなたは”男性として”なら一番のお方なだけです」

「う、うん。君にも素敵な出会いはまだあるはずだよ!」

「ふふふ、そうですわね。……それでは」

「???」


笑顔のサンシアちゃんには、友情に近いような関係が一番なんだろう。勇者のおかげで話せる楽しさを知れた。だから


「きゃーーーーーーーーーーーーー!!!部屋に変態が入って来たんですけどーーー!!衛兵出てきてくださーーーい!!」

「うわああぁぁっっ」



何事ですか、姫様!!

そーいうドタバタが許されるほどの恰好だったサンシアちゃんの大絶叫は、城中に響き渡り。あれほど、彼女のスキルを恐れられていた城兵達は、彼女の悲鳴に呼応して、部屋に侵入していた勇者を追いかけてくれるのであった。


「ひ、酷すぎるよーーー!!」


勇者は急いで城内から脱出し、逃亡するのであった。

しかし、彼女の大きな変化を見てられたのは気持ち的には嬉しかったのだ。



「お出迎えに来てあげたのに、その必要性がないじゃないですか」

「空を飛ぶよりもこちらに来てくださいよ!」


城内から脱出し、空に逃げるだろう勇者に声をかけるのは、魔王の娘と天使という組み合わせ。

勇者が乗る上空の雲に並走する大型の蝙蝠が運ぶゴンドラから、


「三スキーちゃん、エスウィルちゃん……」

「なんですか、その警戒されている目は?」

「いや、そうなってもいいじゃないか」


こっちに来ていいと手招きするも、勇者は止めておく。2人は案内役だ。


「……………」


ふと思い返したのは、安楽遥の言葉であった。どっちにも言えることではあるが


「振り回してゴメンね」


原因となるスキルを開発しいたのは女神のイヴであるとはいえ、それを承諾して使用していたのは自分だ。それによって、その言葉を伝えるに正しい2名。


「まったくです!!結局イヴ様が悪いのに、あたし、滅茶苦茶ボコボコにされたんですよ!!気を付けてくださいよ!あの人、女神の癖に乱暴者で男なんかと一緒に住めるような存在じゃないんですよ!結婚できなくて当然の女神なんですから!!あんなのをよく拾いますよね!!」

「う、うん……ボロクソ言ってるね……」

「結婚って思ってるかもしれませんが、あなたが新しい監視役!!あたしの後輩になるんです!!少しは敬いつつ、あたしの仕事ぶりを学ぶようにですねー」

「……う~ん」


エスウィルちゃんは、もう知るかって感じのはっちゃけぶりの声。人間達からすれば、その女神を監視しつつ、抑え込める役として、自分がいるということ。


「少しはあたしの負担と被害を軽くして欲しいですからね!!」


とは言うが、エスウィルちゃんもかなりのトラブルメーカーだから、自分が2人を支えるような間柄になるんだろうか。本人には言わないけれど、自分の苦手な騒がしい事になりそうだ。

これから向かう天界というのは、本当に世界の均衡を保つためにある場所なのだろうか?人間界も魔界も、干渉してこなければ平和だったかもなんて、思ってはいけない。

エスウィルちゃんの愚痴を聞いてあげるとして、(あとで沢山聞くだろうし)。


「ミスキーちゃんは」


名前のない世界をどうあれ求めた父親に


「あたしは、父上を超える魔王になる!!」


自分の言葉よりも先に彼女は言っていた。


「超えるって言っても勘違いしないでくれ!人間界に踏み込むとかではないし、あたしはゆっくりやるつもりだ!まずは、魔物達から信を得て、魔界を復興していくこと!」


未だに勇者達の影響が強い。憎しみなども含めてではあるが、それすら乗り越えていくと決めた表情であった。そこに


「ま、ま、魔物の数がその……」


急に顔を赤くしながら


「子作りを励まないと……ならんくて、……かくかくしかじか」


ミスキーがオドオドした感じになり、声と共に小さくなるような体勢に


「別れる前にヤラせろってこと?」

「!!エスウィルちゃん!!っっ…………強い遺伝子は欲しいが、”まだ”、その必要はない」


唐突な発言を今更ながら遮ってから、改めて、こんなことを述べた。


「天界より見ていてくれ。必ず、敗戦から魔界は強く巨大になっていく。……その頃にはあたしも大分大人びて、……父上も、貰い手が欲しいとか思うかもだ」

「イヴ様を見捨てるのも有りだよね!」


ちょっと黙って、エスウィル。


「その魔界の王に相応しい相手は、来ると信じてる。だから、また会えたらゆっくり話をしたいよ」

「うん。君が大人になったら、会いに行ってみるよ」

「できたら…………友達でも連れてきてくれ!にひひひ」


好きとか云々ではないし、まだ幼くても王の1人だ。圧倒的な力を秘めていても、自分や世界の事をよく知っているからこその手段。

自分よりも強い方々に出会えたのは、ホントに良いことだった。


「天界にいる方々とは交流を深めたい。父上のやり方はともかく、優れた技術やエスウィルちゃんのような方々がいるんだし。3つの世界で友好的な関係をね……なかなかに難しいのだけれど」

「そのためには立派な魔王にならないとね」

「うん!まずは魔界の統一。あたしが魔王であることにならないと。ただの魔王では終わっちゃいけない」


…………はるか遠い未来までとは言えないけれど。

せめて、目が届いて、手の届く範囲内で。自分の良いことだけはやっておきたい。

エスウィルちゃんの話よりも、ミスキーのこれからの魔王になるためのお話に、勇者も立場ながら聞いては質問、回答などをしてあげた。

今、魔王の地位を持っているとはいえ、それを失うこともある。とても良いことでも、それを悪く考えるモノだっている。その究極系にエリー様がいるとはいえ、あれもあれで、どうかと思うが。強攻的に出るも、柔軟に対応するも。まず、改めて



自分1人で考えるのではなく、自分の世界で仲間を集める事を促していた。

魔王というからには、それを支えてくれる臣下と国民達がいるからだ。それらを持たぬ王は、王ではないのだ。


「政治談議~」


一方で、エスウィルちゃんは自分の話を聞いてくれないのか、ちょっと不満になっていた。


「ほら、もうすぐ見えてきましたよー」


そして、天界の入口までやってきた。普通の者達はここにやって来る事はまずない。そもそも飛行能力がなければたどり着けない入口だ。

ミスキーちゃんはその豪華絢爛な入口に目を奪われてしまったが、……


「やっぱり、すごいなぁ。……ルチ」


来たことはなかったが、その入り口の場所や行くための方法についても、知っていたんだろう。

ルチはその門の前で立ちはだかるように待っていて、その後ろにイヴが気まずそうに立っていた。


「い、今からでもいいのですよ?」

「まさか。そのつもりはないわ」


ルチはただ、イヴに最後のお願い。最後に見届け、送るためだ。


「ここまで来るだけでも凄いのに。単身自力で来られるなんて、魔王以来……魔王でもできなかった。人間でもあなたが初めてです」

「これでもあいつよりも、いつもいつも色々と先周りしてきたから」


イヴは彼女も別の形で、天界に招き入れたいと思った。勇者がこっちの世界に来るということは、ホントに人間の最強は、ルチがその座につく。本人はその差を明確に感じ取っていても、周りからすれば、ただの誤差に過ぎないほど。


「ルチーー!」

「…………はぁ」


馬鹿正直によく、天界の前で会おうなどと


「あたしの言うことを信じるのね」


ルチだって、会うつもりはなかった。どーやって会えばいいか分からないから、とりあえず。自分が行ったことのない場所に行く。そんな気持ちで、天界の場所を捜して、ここまでやってきた。

手を振って近づいてくる、彼が……最後なんだ。


「…………」


笑顔でいよう。その名を、あたしに、みんなが残したのだ。

これから共にするであろう、イヴからその名を呼ぶよりも、あなたに呼ばれることを、誰よりも望むのだ。そーいうものだろう?一時の、難しいこの感情



「アキヒト」

「!!」


どれくらいの笑顔で言えたかな?勇者、アキヒトが、こっちに来る歩みを遅くしてくれたから。ほんの少し、良い時間なのだろう。彼にとってもこれが最後であり


「ルチ」


手が届くくらいに近くにくれば、可愛い弟分なんだよ。……それだけなんだよ。あんたはさ……馬鹿。


「頑張ってイヴ様とエスウィルちゃんを支えるのよ。アキヒトなら難しい事じゃないんだから」

「……うん!ルチもこれから……………」


何を伝えようか考えていたけど、そんなのすぐに忘れてしまった。大雑把だけれど、これだけしか分からなかった。短い方が互いに良いだろう。色んな事を想い合える。


「幸せになる旅を続けてよ!!」

「ふふふ、まるで私が不幸の中にいるような言い方ね」

「い、いや。その……」

「大丈夫。ここに来るよりも大変な旅だろうけど…………アキヒト達とので出会いや旅、……その後だって平然とやれた私よ。素敵な人くらい見つけられるからさ!アキヒト!あなたができて、私にできなかった事ある?……恋人だって、私の方が先に見つけてたんだから!!」

「う、うん……そうだね!!」



横ですれ違うことに、こんな惜しんだのは久しぶり。ちょっと強い言葉でアキヒトの視線を↓に逸らした瞬間に通るのも、なーんか、せこい。背中だけにして


「頑張るのよ」


強いの、喰らったなぁ……


「……ル、ルチ」


エスウィルちゃんとミスキーちゃんが、それでいいのかって、明らかに顔に出して伝えていて。アキヒトも精一杯、このお願い


「こっちに顔を向けてよ!ルチの全てとのお別れなんだから!!」



…………ボロボロと……


「な、な、泣き顔みたいなんて、言うんじゃないよ!!アキヒト!!」

「!」


色んな思いがぶちまけて、ホントに嬉しいと悲しいが込められた表情をルチはアキヒト達に晒してくれた。弟分がいなくなるって悲しみもあるけど、それよりも姉らしく、”おめでとう”なんて思えるくらい嬉しく泣いている顔であろうか?


「ぐすんっ…………」


泣いているルチがいるからか。

最後にそのバトンを渡されてしまった、イヴが戸惑うのも無理はない。実はアキヒト達が来る前に散々に、彼の思い出話を聞かされた。それだけ色んな感情が詰まっており、なるべく引き継いで欲しいということだろう。



「えーっと、アキヒトさん」

「は、はい!」



ため息をつくのはダメね。

相手を見て、そーいう態度は、婚活においてはアウトな行為。

平然と、……平然と、……言うのよ。

このためだけに婚活を続けたわけじゃないんだけれど



「今後ともよろしくお願いします。女神のイヴがお傍におります」



結婚という名の新生活に、少し、恋愛という気持ちを引いて、割りきれるという関係性へ。

あなたと一緒なら幸せになれると思うことから始めよう。


「こちらこそ。……ホントに初めての、……よろしくお願いします。イヴ」


僕達はまた、最初から、そして新しい。

これからの生活を築いていくのである。




これにて


【レベル100000の勇者は婚活活動を始める~こいつが女にモテるわけがない~】


完結いたしました!

お疲れ様でした!


勇者が女神様とお付き合いするオチは、最初から決まっていました。(ゴメンね)

しかし、勇者はこの女神様を選んで良かったのだろうか?……ちょい不安。

もう大分長いので、手短に裏話しますね


制作期間は1年間ほどのお付き合いとなりました。

投稿する際にはもう、サンシアちゃんのところまで出来てたと思います。エリー様のところはウキウキで書いてました。卑劣様ってすげー。

このお話は、挿絵にオリキャラを描きたいという気持ちがあり、その練習を含めた意味でお話を書いていたりもします。挿絵をいれるのに時間が掛かりましたけど。キャラによって、出来が違うのは贔屓とかではないです。

婚活のお話ということで、私自身、独身であります。結婚される方はホントに素晴らしい方達と思っております。婚活にも色々な話があって、面白いなーって感じております。無理にする事ではありませんが、社会的には自然にできた方がいいですよね。

自分にはもう縁がないだろうし、自由に創作できないと思うと、難しいと思ってしまいます。


それから少しだけ、政治的なお話もいれました。他所の国のお話なら笑い話ですが、ここじゃまったく笑えませんね。お金に困っているわけではないですが、税金の使い道はちゃんとして欲しいモノです。王様って最低な王様だなーって、思いながら書いていたのですが。

創作は、絶対に現実には勝てませんね(絶句)。

それが生きていて面白いわけなんですが。他人事ではいけませんけれど……、


お金は大事って子供の時から言われてるはずですので、湯水の如く、無駄遣いは止めてほしいです。


結婚してる方達、子供がいる方達。仕事柄よく出会うのですが、お金は欲しい~って印象です。税金高いならそれなりのサービスをしてくれってのは、当然な話ですからね。子供がいる家庭には、手厚いサービスをするべきですし、自分の子供がいる、というのは、祝福されて然るべき事になって欲しいものです。

生まれたら幸せになっていいです。

無駄遣いする人達にも家庭があるんだよって?

……それはそうだけど、周り苦しめてやることではないと思うんですが。そうしないとできないんか?って思いますよ。




そういった意味も含めて、このお話は完結致しました。

ここまでの読了、ありがとうございました。



次回は、戦国時代の”とある武将”のお話を連載しようと思います。

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